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NBA

「彼はバスケ界の魔法使いなのさ」。2000年代の名PGがアービングを絶賛「これまで見てきた中で最もスキルが備わった選手」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.07.12

若かりしアービング(右)と当時ネッツのエースだったウィリアムズ(左)。現役最終年に共闘した後輩を先輩が絶賛した。(C)Getty Images

若かりしアービング(右)と当時ネッツのエースだったウィリアムズ(左)。現役最終年に共闘した後輩を先輩が絶賛した。(C)Getty Images

 現地時間7月11日、米メディア『PlayersTV』の番組「No Media Show」の1stエピソードが公開され、元NBA選手のデロン・ウィリアムズが出演した。

 番組内では“NBA史上、最も才能のある選手は誰だ?”というテーマになり、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の名が挙がるなか、ウィリアムズはカイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)を推挙。次のように絶賛した。

「カイリーは俺がこれまで見てきた中で最もスキルが備わった選手だ。オフェンスで彼にできないことなんてない。それに彼みたいに上手くボールを操る男も見たことがないんだ。彼はそう、バスケットボール界の魔法使いなのさ」
 
 アービングは身長188cm・体重88kgのポイントガード。13年のNBAキャリアを誇り、マブズ在籍2年目となった昨季は平均25.6点、5.0リバウンド、5.2アシスト、1.28スティールをマーク。フィールドゴール成功率49.7%、3ポイント成功率41.1%(平均3.0本成功)、フリースロー成功率90.5%と、ショットの正確性もリーグトップレベルの数値を残した。

 プレーオフでも22試合で平均22.1点、3.7リバウンド、5.1アシスト、1.05スティールと躍動。ルカ・ドンチッチとともにウエスタン・カンファレンスを制してファイナルへ進出する原動力となったことは記憶に新しい。

 一方のウィリアムズもアービングと同じポイントガードで、2005年から17年にかけてNBAで活躍。191cm・91kgのサイズで筋肉の鎧を身にまとったかのような強靭な肉体を持ち、ユタ・ジャズやブルックリン・ネッツ、マブズ、クリーブランド・キャバリアーズでプレー。全盛時には平均20点、10アシスト以上を残し、クリス・ポール(現サンアントニオ・スパーズ)と並ぶリーグ最高峰の司令塔として活躍した。

 2人はウィリアムズにとって現役最終年となった2017年に、3か月だけキャブズで共闘。球団初優勝を遂げた直後のシーズンで、当時6年目のアービングのバックアップをウィリアムズが務めた。
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