6月4日(日本時間5日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズと、米スポーツ専門局『ESPN』でアナリストを務めるJJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)によるポッドキャスト番組『Mind the Game』の最新エピソードが公開された。
そこでレブロンは、2014-15シーズンから2016-17シーズンまで3シーズンをクリーブランド・キャバリアーズで共闘し、今季ダラス・マーベリックスの主軸としてNBAファイナルに出場するカイリー・アービングについて言及した。
2010年夏にレブロンがマイアミ・ヒートへ移籍した後、キャブズは4年連続でプレーオフ不出場と低迷。だが2014年夏にレブロンが帰還すると、アービング、ケビン・ラブ(現ヒート)とともに“ビッグ3”を形成し、4年連続ファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦した。
アービングは2015年のファイナル初戦の延長で左ヒザを負傷して戦線離脱したが、16、17年の大舞台では抜群の存在感を発揮。16年には1勝3敗から3連勝を飾って球団初優勝に貢献し、17年はウォリアーズにこの年のプレーオフで唯一の黒星をつけた。
ファイナルで13試合に出場したアービングは、NBA歴代8位(現役3位)の平均27.69点に4.2リバウンド、4.2アシスト、フィールドゴール成功率46.8%、3ポイント成功率39.5%、フリースロー成功率92.6%と躍動した。
レブロンはヒートでドゥエイン・ウェイドやクリス・ボッシュ、レイ・アレン、レイカーズでアンソニー・デイビスなど多くのスター選手たちと一緒にプレーしてきたが、そのなかでもアービングは“別格”だという。
「バスケットボールのフロアで、カイリーにできないことなどない。こうして座って(彼のプレーを)観ていると、めちゃくちゃ嬉しいし、彼が成長を続けていることがすごく誇らしい。けど同時に、もう彼の相棒としてプレーできないことが腹立たしいよ」
通算7度目となった今年のプレーオフ。アービングは17試合で平均22.8点、3.9リバウンド、5.2アシスト、1.2スティールを記録。ゲーム後半に爆発してチームを勝利へ導いた試合もあり、類まれなスキルの数々で観客だけでなく味方も魅了している。
アービングは188cm・88㎏と決してサイズや身体能力に恵まれているわけではない。それでも、コートのどこからでも得点をあげられるシュート力や、オフェンスのクリエイト能力、勝負強さはNBA屈指のレベルにある。
レブロンによるアービングへの賛辞は続く。
「カイリーを褒める言葉はいくつもあるが、多すぎて選べない。彼はNBAで最も才能溢れる選手だ。NBAキャリアのなかで、俺は彼よりも利き手ではない手で(シュートを)打つ時の方が簡単そうに見えるヤツなんて見たことがない。右手からのショットの調子が悪ければ、左手に切り替えてしまうんだ。そんなの俺は見たことがないよ」
6日から幕を開けるファイナルで、マブズはボストン・セルティックスと対戦する。チームにはプレーオフで平均28.8点、9.6リバウンド、8.8アシスト、1.6スティールをマークしている大黒柱のルカ・ドンチッチがいるとはいえ、2011年以来、球団史上2度目の王座獲得を果たすためには、アービングの活躍が不可欠だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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2010年夏にレブロンがマイアミ・ヒートへ移籍した後、キャブズは4年連続でプレーオフ不出場と低迷。だが2014年夏にレブロンが帰還すると、アービング、ケビン・ラブ(現ヒート)とともに“ビッグ3”を形成し、4年連続ファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦した。
アービングは2015年のファイナル初戦の延長で左ヒザを負傷して戦線離脱したが、16、17年の大舞台では抜群の存在感を発揮。16年には1勝3敗から3連勝を飾って球団初優勝に貢献し、17年はウォリアーズにこの年のプレーオフで唯一の黒星をつけた。
ファイナルで13試合に出場したアービングは、NBA歴代8位(現役3位)の平均27.69点に4.2リバウンド、4.2アシスト、フィールドゴール成功率46.8%、3ポイント成功率39.5%、フリースロー成功率92.6%と躍動した。
レブロンはヒートでドゥエイン・ウェイドやクリス・ボッシュ、レイ・アレン、レイカーズでアンソニー・デイビスなど多くのスター選手たちと一緒にプレーしてきたが、そのなかでもアービングは“別格”だという。
「バスケットボールのフロアで、カイリーにできないことなどない。こうして座って(彼のプレーを)観ていると、めちゃくちゃ嬉しいし、彼が成長を続けていることがすごく誇らしい。けど同時に、もう彼の相棒としてプレーできないことが腹立たしいよ」
通算7度目となった今年のプレーオフ。アービングは17試合で平均22.8点、3.9リバウンド、5.2アシスト、1.2スティールを記録。ゲーム後半に爆発してチームを勝利へ導いた試合もあり、類まれなスキルの数々で観客だけでなく味方も魅了している。
アービングは188cm・88㎏と決してサイズや身体能力に恵まれているわけではない。それでも、コートのどこからでも得点をあげられるシュート力や、オフェンスのクリエイト能力、勝負強さはNBA屈指のレベルにある。
レブロンによるアービングへの賛辞は続く。
「カイリーを褒める言葉はいくつもあるが、多すぎて選べない。彼はNBAで最も才能溢れる選手だ。NBAキャリアのなかで、俺は彼よりも利き手ではない手で(シュートを)打つ時の方が簡単そうに見えるヤツなんて見たことがない。右手からのショットの調子が悪ければ、左手に切り替えてしまうんだ。そんなの俺は見たことがないよ」
6日から幕を開けるファイナルで、マブズはボストン・セルティックスと対戦する。チームにはプレーオフで平均28.8点、9.6リバウンド、8.8アシスト、1.6スティールをマークしている大黒柱のルカ・ドンチッチがいるとはいえ、2011年以来、球団史上2度目の王座獲得を果たすためには、アービングの活躍が不可欠だ。
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