専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「フロアでカイリーにできないことはない」レブロンが元相棒アービングを絶賛!「褒める言葉はいくつもあるが、多すぎて選べない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.06.05

これまで多くのスター選手と共闘してきたレブロンだが、そのなかでもアービング(左)は“別格”だったという。(C)Getty Images

これまで多くのスター選手と共闘してきたレブロンだが、そのなかでもアービング(左)は“別格”だったという。(C)Getty Images

 6月4日(日本時間5日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズと、米スポーツ専門局『ESPN』でアナリストを務めるJJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)によるポッドキャスト番組『Mind the Game』の最新エピソードが公開された。

 そこでレブロンは、2014-15シーズンから2016-17シーズンまで3シーズンをクリーブランド・キャバリアーズで共闘し、今季ダラス・マーベリックスの主軸としてNBAファイナルに出場するカイリー・アービングについて言及した。

 2010年夏にレブロンがマイアミ・ヒートへ移籍した後、キャブズは4年連続でプレーオフ不出場と低迷。だが2014年夏にレブロンが帰還すると、アービング、ケビン・ラブ(現ヒート)とともに“ビッグ3”を形成し、4年連続ファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦した。

 アービングは2015年のファイナル初戦の延長で左ヒザを負傷して戦線離脱したが、16、17年の大舞台では抜群の存在感を発揮。16年には1勝3敗から3連勝を飾って球団初優勝に貢献し、17年はウォリアーズにこの年のプレーオフで唯一の黒星をつけた。

 ファイナルで13試合に出場したアービングは、NBA歴代8位(現役3位)の平均27.69点に4.2リバウンド、4.2アシスト、フィールドゴール成功率46.8%、3ポイント成功率39.5%、フリースロー成功率92.6%と躍動した。

 レブロンはヒートでドゥエイン・ウェイドやクリス・ボッシュ、レイ・アレン、レイカーズでアンソニー・デイビスなど多くのスター選手たちと一緒にプレーしてきたが、そのなかでもアービングは“別格”だという。
 
「バスケットボールのフロアで、カイリーにできないことなどない。こうして座って(彼のプレーを)観ていると、めちゃくちゃ嬉しいし、彼が成長を続けていることがすごく誇らしい。けど同時に、もう彼の相棒としてプレーできないことが腹立たしいよ」

 通算7度目となった今年のプレーオフ。アービングは17試合で平均22.8点、3.9リバウンド、5.2アシスト、1.2スティールを記録。ゲーム後半に爆発してチームを勝利へ導いた試合もあり、類まれなスキルの数々で観客だけでなく味方も魅了している。

 アービングは188cm・88㎏と決してサイズや身体能力に恵まれているわけではない。それでも、コートのどこからでも得点をあげられるシュート力や、オフェンスのクリエイト能力、勝負強さはNBA屈指のレベルにある。

 レブロンによるアービングへの賛辞は続く。

「カイリーを褒める言葉はいくつもあるが、多すぎて選べない。彼はNBAで最も才能溢れる選手だ。NBAキャリアのなかで、俺は彼よりも利き手ではない手で(シュートを)打つ時の方が簡単そうに見えるヤツなんて見たことがない。右手からのショットの調子が悪ければ、左手に切り替えてしまうんだ。そんなの俺は見たことがないよ」

 6日から幕を開けるファイナルで、マブズはボストン・セルティックスと対戦する。チームにはプレーオフで平均28.8点、9.6リバウンド、8.8アシスト、1.6スティールをマークしている大黒柱のルカ・ドンチッチがいるとはいえ、2011年以来、球団史上2度目の王座獲得を果たすためには、アービングの活躍が不可欠だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

レブロンの“ザ・ブロック”が「史上最高のプレー」元同僚が証言「あれ以上はないと思う」<DUNKSHOOT>

NBAと“ラマダーン”。アービング、オラジュワン、ブラウンらが語る「シーズン中の断食との付き合い方」<DUNKSHOOT>

「僕らが勝たなきゃいけない」セルティックスのテイタムが2年ぶりのNBAファイナルでリベンジ誓う<DUNKSHOOT>
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号