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NBA

渡邊雄太がGリーグの試合で左目を負傷。途中退場でハッスルはリーグ首位から陥落

秋山裕之

2020.01.08

渡邊はブロックに飛んだ際に左目を負傷。途中退場するアクシデントに見舞われたが、次戦には出場できるという。(C)Getty Images

渡邊はブロックに飛んだ際に左目を負傷。途中退場するアクシデントに見舞われたが、次戦には出場できるという。(C)Getty Images

 1月6日(日本時間7日、日付は以下同)、渡邊雄太の所属するGリーグ(NBAの下部組織)のメンフィス・ハッスルは、敵地ウェルズファーゴ・アリーナでアイオワ・ウルブズとの一戦に挑んだ。

 この試合前までハッスルは17勝4敗でリーグ首位に立っていた。しかし第1クォーターから23-41とホームのウルブズに大量リードを奪われてしまう。

 ハッスルは第2クォーターに49-36と一気に巻き返し、5点差に追い上げて前半を終えるも、試合を通して高確率でショットを決め続けたウルブズが145-136で逃げ切った。

 ウルブズではジョーダン・マクラフリン(25得点)、ジェイレン・ノーウェル(24得点)、ジェームズ・ウェッブ三世(23得点)と、3人が20点以上を記録。また、チーム全体で36アシストと、見事なボールムーブから得点を重ねた。

 一方のハッスルは、ジョシュ・ジャクソンが35得点、ダスティ・ハナーズが30得点をあげたのを筆頭に、6選手が2桁得点を稼いだものの、勝利には届かず。

 ハッスルは17勝5敗となったことで、リーグトップの座をミルウォーキー・バックス傘下のウィスコンシン・ハード(17勝4敗)に譲ることとなった。
 

 そんな中、ハッスルの主軸を務める渡邊は試合終了までコートに立つことができなかった。第1クォーター序盤にプルアップジャンパーやボースハンドダンクを叩き込むなど幸先の良いスタートを切ったが、前半終盤に顔面をはたかれてしまい、途中退場していたからである。

 第2クォーター残り3分23秒、渡邊はブロックに跳んだ際、ダンクを狙っていたリンデル・ウィギントンの左手が顔面に直撃し、コートにうずくまってしまう。その後、自らの足でロッカールームへと下がり、コートに戻ることはなかった。

 渡邊は10分10秒のプレータイムで7得点、フィールドゴール100.0%(3/3)、フリースロー100.0%(1/1)をマークするも、今季最少の出場時間に終わった。

 試合終了後、渡邊は左眼に眼帯を付けた状態で相手チームの選手たちやコーチ陣と握手していた。現状では“Day-to-day” (その日のコンディション次第)のため、10日のソルトレイクシティ・スターズ戦には出場できる見込みだという。渡邊には次戦までの3日間で、少しでも回復してほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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