昨季ウエスタン・カンファレンス9位の46勝36敗(勝率56.1%)を記録したサクラメント・キングスは、勝率で並んだ10位のゴールデンステイト・ウォリアーズをプレーイン・ゲームで撃破。だがニューオリンズ・ペリカンズとのウエスト第8シード決定戦を落としたため、あと一歩でプレーオフ進出を逃した。
オフに入ったチームは、マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)との延長契約を締結。さらにドラフト1巡目13位でガードのデビン・カーターを指名し、来年のドラフトを絡めたトレードでデイビオン・ミッチェルらを放出してトロント・ラプターズからジェイレン・マクダニエルズを獲得する。
その後シックスマンのマリーク・モンクと再契約を結び、ビッグマンのアレックス・レンとも再契約、さらにガードのジョーダン・マクラフリンをロスターへ加えた。
とはいえ、このチームが見せた今夏最大の動きは、3チーム間のサイン&トレードだろう。兄貴分で不動の先発フォワードだったハリソン・バーンズ(現サンアントニオ・スパーズ)、クリス・ドゥアルテ(現シカゴ・ブルズ)、ドラフト指名権を手放し、デマー・デローザンを獲得。
34歳のデローザンは、198cm・100kgのウイングプレーヤー。15年のキャリアを誇り、これまでオールスターに6度、オールNBAチームに3度選ばれた実績を持ち、11シーズン連続で平均20.0点以上をマークする実力者だ。
直近3シーズンプレーしてきたブルズでは、ベテランとしてコビー・ホワイトやアヨ・ドスンム、パトリック・ウィリアムズといった若手たちをサポート。現地時間7月19日(日本時間20日)に米スポーツ専門メディア『The Athletic』へ公開された記事の中で、過去にオフコートでうつ病とも葛藤してきたデローザンは、リーダーシップを発揮することについてこう話していた。
「そのことにはプライドを持っている。人生で得た経験を伝えていくよ。自分がこれまでに味わってきた数々のことをね。コート内外であらゆることを体験してきたから、それを共有することはできる。どんなことであろうと僕は与えられるんだ。僕はみんなにとって一緒にプレーしてきたベストな選手になりたい。彼らにはベストなやり方で成長してほしいからなんだ」
はたしてデローザンは、チームリーダー兼メンター役として、キングスを再びプレーオフへと押し上げることができるだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
オフに入ったチームは、マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)との延長契約を締結。さらにドラフト1巡目13位でガードのデビン・カーターを指名し、来年のドラフトを絡めたトレードでデイビオン・ミッチェルらを放出してトロント・ラプターズからジェイレン・マクダニエルズを獲得する。
その後シックスマンのマリーク・モンクと再契約を結び、ビッグマンのアレックス・レンとも再契約、さらにガードのジョーダン・マクラフリンをロスターへ加えた。
とはいえ、このチームが見せた今夏最大の動きは、3チーム間のサイン&トレードだろう。兄貴分で不動の先発フォワードだったハリソン・バーンズ(現サンアントニオ・スパーズ)、クリス・ドゥアルテ(現シカゴ・ブルズ)、ドラフト指名権を手放し、デマー・デローザンを獲得。
34歳のデローザンは、198cm・100kgのウイングプレーヤー。15年のキャリアを誇り、これまでオールスターに6度、オールNBAチームに3度選ばれた実績を持ち、11シーズン連続で平均20.0点以上をマークする実力者だ。
直近3シーズンプレーしてきたブルズでは、ベテランとしてコビー・ホワイトやアヨ・ドスンム、パトリック・ウィリアムズといった若手たちをサポート。現地時間7月19日(日本時間20日)に米スポーツ専門メディア『The Athletic』へ公開された記事の中で、過去にオフコートでうつ病とも葛藤してきたデローザンは、リーダーシップを発揮することについてこう話していた。
「そのことにはプライドを持っている。人生で得た経験を伝えていくよ。自分がこれまでに味わってきた数々のことをね。コート内外であらゆることを体験してきたから、それを共有することはできる。どんなことであろうと僕は与えられるんだ。僕はみんなにとって一緒にプレーしてきたベストな選手になりたい。彼らにはベストなやり方で成長してほしいからなんだ」
はたしてデローザンは、チームリーダー兼メンター役として、キングスを再びプレーオフへと押し上げることができるだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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