バスケ界の“キング”が、「チームUSA」の象徴としてパリの地に乗り込むこととなった。

　７月22日、レブロン・ジェームズが26日に開催されるパリオリンピック開会式で、アメリカ代表選手団の旗手を務めることが発表された。

　アメリカはオリンピックのバスケットボール競技において、男子が20大会中優勝16回、女子が12大会中優勝９回と圧倒的な成績を収めるが、同競技の選手が旗手を務めるのは2004年アテネ大会のドーン・ステイリー（女子）、2021年東京大会のスー・バード（女子）に続く3人目。男子選手ならびに自国のNBA選手では初の大役となる。

　現在39歳のレブロンは今回が４度目の五輪出場。19歳で初出場した2004年アテネ大会は銅メダルに終わったが、2008年北京大会と2012年ロンドン大会では金メダルを獲得している。チームとしては08年から続く五輪５連覇、自身としては12年ぶりの国際大会で３度目の金メダル獲得を目指している。
  　選手団の投票によって選ばれたレブロンは「この世界的な舞台で、特に全世界がひとつになる瞬間にアメリカを代表して出場できることは、信じられないほど光栄なこと」とコメント。次のように喜びを語ってる。

「アクロン出身の少年にとって、この責任は自分自身だけでなく、家族、故郷の子どもたち、チームメイト、オリンピアン仲間、そして大きな志を持つ全国の多くの人々にとって、すべてを意味する。スポーツには私たちみんなをひとつにする力があり、私はこの重要な瞬間に参加できることを誇りに思います」

　パリ五輪の開会式は現地時間26日19:30（日本時間27日2:30）に開始。今大会は夏季オリンピック史上初めてスタジアム外で行なわれ、各国の選手団はセーヌ川をボートに乗ってパレードする予定となっている。

構成●ダンクシュート編集部

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