７月27日、パリ五輪の男子バスケットボールが開幕。２大会連続８回目の出場の日本代表（FIBAランキング26位）は、初戦でＷ杯王者のドイツ（同３位）と対戦し、77－97で黒星スタートとなった。

　日本の先発は河村勇輝、吉井裕鷹、渡邊雄太、八村塁、ジョシュ・ホーキンソンの５人。立ち上がり、相手の得点源のデニス・シュルーダーとフランツ・ヴァグナーに連続得点を許すも、日本は開始２分半に八村が最初の得点をあげる。

　ここから渡邊、河村、吉井、途中出場の富樫勇樹の３ポイントで追い上げ、一時２点差に接近。21－28で第１クォーターを終える。

　第２クォーター、日本は最初のプレーでトラップディフェンスを仕掛け得点。さらに八村がドライブから豪快なダンクを炸裂させる。しかし中盤の時間帯にスコアが止まり、前半残り３分22秒に点差は16点（31－47）に。それでも渡邊の３ポイント、河村の連続アシストからホーキンソンのゴールで追い上げ、44－52の８点差で折り返した。
  　後半も日本は世界王者と互角の戦いを展開。ドイツのシュルーダーが先制のスコアをあげれば、日本は渡邊、さらに八村が２本の３ポイントで対抗する。その後はターンオーバーが続いてじわじわ差を広げられ、第３クォーターを終えて61－74。

　勝負の第４クォーターも河村がディープスリーで会場を沸かせるも、残り７分時点の19点ビハインドを跳ね返すには至らず。最後はヴァグナーにとどめの３ポイントを決められ、20点差の敗戦となった。

　個人では八村がチーム最多の20得点、10リバウンドを記録。フィールドゴールは４／19で21.1％と苦しんだものの、フリースローを12本中10本決め、攻撃を牽引した。

　そのほか渡邊が４本の３ポイントを含む16得点、ホーキンソンが13得点、11リバウンド、河村が11得点、７アシスト、吉井が10得点、６リバウンドで貢献。３ポイントはチーム全体で34本中12本で成功率35.3％、リバウンドは39本でドイツの36本を上回ったが、地力の差は覆せなかった。

　日本の第２戦は30日（日本時間31日午前00:15）、開催国のフランスと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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