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パリ五輪

スター軍団アメリカが五輪5連覇へ大勝発進!レブロン、デュラントの2大巨頭が牽引し、W杯準優勝のセルビアを26点差粉砕<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.29

最年長39歳のレブロンが気迫みなぎるプレーでチームを牽引。大会5連覇を目指すアメリカが大勝発進を飾った。(C)FIBA

最年長39歳のレブロンが気迫みなぎるプレーでチームを牽引。大会5連覇を目指すアメリカが大勝発進を飾った。(C)FIBA

 NBAのスター軍団が、初陣からその実力を遺憾なく発揮した。

 現地7月28日、パリ五輪男子バスケットボール予選ラウンドのグループC2試合が行なわれ、優勝候補のアメリカ(FIBAランキング1位)が出陣。昨夏W杯準優勝のセルビア(同4位)を110-84と一蹴し、オリンピック5連覇へ向けて好スタートを切った。

 アメリカの先発はステフィン・カリー、ドリュー・ホリデー、デビン・ブッカー、レブロン・ジェームズ、ジョエル・エンビードの5人。出だしこそ2-10と先行を許すも、五輪デビューとなったカリーの3ポイントシュートを皮切りにすぐさま試合を振り出しに戻してみせる。

 第1クォーター終盤からはケガでテストマッチを全休したケビン・デュラントが圧巻の得点力を披露。コートに立って早々に2本の3ポイントを沈めると、25-20とリードして迎えた第2クォーターも次々とネットを揺らし、前半に放った8本のショット(3ポイント5本)をすべて決めて21得点を叩き出した。

 チーム最年長39歳のレブロンも同じく前半5本のフィールドゴール(FG)をノーミスで決めて12得点。長年NBAを牽引し、2012年ロンドン五輪以来の共闘となったアメリカの2大巨頭がFG13/13でチームに流れを呼び込んだ。
 
 9点リード(58-49)で迎えた後半もアメリカはレブロンとアンソニー・デイビスの“レイカーズライン”によるアリウープや、チーム最年少22歳のアンソニー・エドワーズに技ありショットが飛び出すなど、強豪セルビアを圧倒。最後はカリーがこの日3本目の長距離砲を突き刺し、26点差で圧勝した。

 デュラントがわずか16分44秒の出場で最多の23得点(FG8/9、3ポイント5/5、フリースロー2/2)、レブロンがチーム最長26分52秒のプレーで21得点(FG9/13、3ポイント1/3、フリースロー2/2)、7リバウンド、9アシストを記録。

 さらに攻守で貢献したホリデーが15得点、ブッカーが12得点、カリーとエドワーズが各11得点を奪取。出場機会のなかったジェイソン・テイタムとタイリース・ハリバートンを除く全10人が得点をマークし、FG成功率62.3%(43/69)、3ポイント成功率56.3%(18/32)と、初戦から“ドリームチーム”の名に恥じない強さを見せつけた。

 アメリカは次戦、同日に五輪初勝利をあげた南スーダン(日本時間8月1日4:00)と、グループ最終戦でプエルトリコ(同4日00:15)と対戦する。

■グループC途中経過
※第1戦終了時点。カッコ内は得失点差。グループ上位2チーム+各グループ3位チームの中の成績上位2チームが決勝トーナメントに進出。

1位 アメリカ/1勝0敗(+26)
2位 南スーダン/1勝0敗(+11)
3位 プエルトリコ/0勝1敗(-11)
4位 セルビア/0勝1敗(-26)

構成●ダンクシュート編集部

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