パリ五輪

河村勇輝がドンチッチ、KDらに次ぐ快挙!21世紀の五輪で1試合25得点、5リバウンド、5アシスト以上をあげた4人目の選手に<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.31

河村は強豪フランス相手に29得点、7リバウンド、6アシストと大車輪の活躍を見せた。(C)Getty Images

 現地時間7月30日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)はパリ五輪のグループリーグ第2戦で開催国のフランス(同9位)と対戦。オーバータイムにもつれる大接戦の末に90-94で惜敗したが、前回大会で銀メダルを獲得している強豪を瀬戸際まで追い詰めるなど、大舞台でアカツキジャパンの強さを世界に知らしめた。

 この日、コート上で誰よりも輝いたのはフランスが誇るツインタワーのヴィクター・ウェンバンヤマ(18得点、11リバウンド、6アシスト、2ブロック)とルディ・ゴベア(7得点、15リバウンド、2ブロック)、日本の絶対的エース、八村塁(24得点、3リバウンド)ではなく、ポイントガードの河村勇輝だった。

 第1クォーターだけで10得点、2アシストをあげてリズムに乗ると、その後も着実に得点とアシストを重ねてチームを牽引。勝利にはあと一歩届かなかったものの、身長172cmのスピードスターは33分間の出場で6本の3ポイントを含むゲームハイの29得点に7リバウンド、6アシストとまさに八面六臂の働きを見せた。
 
 21世紀に入ってからの五輪で1試合25得点、5リバウンド、5アシスト以上をマークしたのはルカ・ドンチッチ(2020年東京/スロベニア代表)、ケビン・デュラント(16年リオデジャネイロ/アメリカ代表)、ルオル・デン(12年ロンドン/イギリス代表)に次ぐ史上4人目の快挙だった。 

 デンは19年に現役を退いているが、デュラントとドンチッチはNBAオールスターの常連メンバーで、昨季はオールNBAチームに選出。どちらも引退後のバスケットボール殿堂入りが確実視されているほどのスーパースターだ。

 7月7日にNBAのメンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約を結ぶことが発表された河村。日本が世界に誇る23歳の司令塔は、NBA挑戦前の舞台でさらに評価を上げたことは間違いない。

構成●ダンクシュート編集部

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