現地時間８月６日、パリ五輪の男子バスケットボールは、パリのベルシー・アリーナで決勝トーナメントがスタート。準々決勝４試合目は大会５連覇を狙う王者アメリカ（FIBAランキング１位）が、ブラジル（同12位）を122－87で一蹴し準決勝進出を果たした。

　ステフィン・カリー、ドリュー・ホリデー、デビン・ブッカー、レブロン・ジェームズ、ジョエル・エンビードが先発を務めたアメリカは、第１クォーターからエンビードやレブロンがテンポよく得点を重ね、33－21と好スタートに成功。

　第２クォーターもアンソニー・エドワーズ、エンビードの３ポイントなど攻撃の手を緩めないアメリカ。ディフェンスでもこのクォーターだけで７本のターンオーバーを誘発するなど攻守でブラジルを圧倒し、63－36で後半戦へ。
  　第３クォーターに入るとブラジルも元NBA選手のブルーノ・カボクロを中心にハイペースで得点をあげるが、アメリカも途中出場のアンソニー・デイビスやケビン・デュラントが着実に加点し20点以上の点差をキープする。

　94－71でスタートした第４クォーター、エドワーズのダンク、バンクショット、デュラントのジャンパーでアメリカのリードは30点に。その後もデイビスの３ポイントプレー、バム・アデバヨのダンクなど最後まで攻撃の手を緩めることなく、ブラジルを一蹴した。

　アメリカはブッカーが５本の３ポイントを含むチームハイの18得点、エドワーズが17得点、６リバウンド、エンビードが14得点、７リバウンド、デイビスが13得点、８リバウンド、レブロンが12得点、９アシスト、デュラントが11得点と６人が２桁得点を奪取。12人全員得点、３ポイントはチーム全体で15本を沈め、成功率も48.4％（15／31）と高確率を誇った。

　現地８日に行なわれる準決勝でアメリカは、予選ラウンドの初戦で激突（110－84で勝利）した、ニコラ・ヨキッチ擁するFIBAランキング４位のセルビアと再び対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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