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パリ五輪

【パリ五輪】大会5連覇に向けて決勝トーナメントに挑むアメリカ。代表OBのバークレーは「彼らが負けたら国へ帰してはいけない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.08.06

アメリカは予選ラウンドで3連勝を飾り、決勝ラウンドへ進出。準々決勝ではブラジルと対戦する。(C)Getty Images

アメリカは予選ラウンドで3連勝を飾り、決勝ラウンドへ進出。準々決勝ではブラジルと対戦する。(C)Getty Images

 パリオリンピックの男子バスケットボールは予選ラウンドが終了し、12チームがそれぞれ3試合をこなした。現地時間8月6日から準々決勝、一発勝負の決勝トーナメントがスタートする。

 ここまで個人成績では、ギリシャのヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が平均27.0点、セルビアのニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)が同11.0リバウンド、ドイツのデニス・シュルーダー(ブルックリン・ネッツ)が同9.0アシスト、フランスのヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)が同2.7スティール、ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が同2.7ブロックでそれぞれトップに立っている。

 国同士の争いに目を移すと、今大会はアメリカがグループCを無傷の3連勝で突破し、得失点差+64で全体トップに立っている。準々決勝でブラジルと対戦するアメリカは、大会5連覇に向けて視界良好と言っていいだろう。

 そうした中、レジェンドのチャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)が、5日(日本時間6日)に公開されたポール・ジョージ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)のポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』へ出演した。
 
 バークレーは1992年のバルセロナ大会で平均18.0点、4.1リバウンド、2.4アシスト、2.6スティール、続く96年のアトランタ大会で同12.4点、6.6リバウンド、2.4アシストを記録。スター揃いの“ドリームチーム”において2大会連続でチームのトップスコアラーとなり、2度の金メダル獲得に貢献している。

 番組内でバークレーは「海外のチームが上達したかって? 100%そうだと思うね。(だが)彼らはまだアメリカを上回ってはいない」と持論を述べていた。

「ジョーカー(ヨキッチ)、ヤニス、ルカ(ドンチッチ/スロベニア/ダラス・マーベリックス)。この3人は最高の選手たちだ。シェイ(ギルジャス・アレキサンダー/カナダ/オクラホマシティ・サンダー)も素晴らしい選手。

 だがアメリカには彼らに次ぐ10人の選手がいる。ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)よりもいい選手をベンチから起用できるチームなんてない。ケビン・デュラント(サンズ)もそうだ。海外のチームは上達したが、アメリカが金メダルを勝ち獲れない理由にはならない。俺たちがベストチームだ。いいか、彼らが負けたら、国へ帰してはいけない。そうはさせない。彼らには『帰れないぞ』と伝えた」
 
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