NBA

初の五輪金メダルを獲得したカリーは、NBA歴代トップ5の領域に?元選手が見解「もう1つチャンピオンリングを手にしたら…」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.08.15

準決勝と決勝で圧巻のパフォーマンスを見せたカリー。自身の経歴に五輪金メダルを加えた。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、アメリカ代表の一員として出場したパリ五輪で金メダルを獲得し、自身の経歴に新たな勲章を加えた。選手としてほぼすべての栄誉を手にしているなかで、あともう1回NBAで優勝すれば、英雄コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)と同じ地位に達すると、元選手のジェフ・ティーグは語っている。

 3ポイント全盛のトレンドを作り出し、バスケットボールそのものを変えたとも言われる天才シューターも、2009年のプロ入りから早15年が経過し、現在36歳。リーグ歴代最多となる3747本の3ポイント成功をはじめ、ウォリアーズを4度のリーグ優勝に導き、NBA75周年記念チームにも選出されるなど、引退後の殿堂入りは確実だ。

 そのなかで、今夏はアメリカ代表の一員として初めてオリンピックに出場し、準決勝のセルビア戦、決勝のフランス戦の2試合で計60得点、3ポイント26本中17本を成功させて金メダル獲得に貢献した。大会MVPこそレブロン・ジェームズ(レイカーズ)に譲ったものの、劣勢のなかで36得点(3ポイント9本成功)を叩き出して逆転勝利に導いたセルビア戦の活躍は、カリーの評価を一層上げた。
 
 元NBA選手のティーグは自身がホストを務めるポッドキャスト『Club 520 podcast』で、「彼(カリー)は史上最高のポイントガードだ。歴代トップ5?もう1つチャンピオンリングを手にしたら、そこに割って入るだろう。彼以上の選手はほとんど見当たらない。もう一度優勝したら、間違いなくコビー(ブライアント)と肩を並べるだろう」とコメント。

 優勝回数が5回に達すれば、カリーが歴代ランキングでコビーより上に位置してもおかしくないとの見解を示した。

「(カリーの)チャンピオンリングが5つになれば、コビーと同じだ。コビーをトップ5に据える人もいれば、トップ4に置く人もいる。彼(カリー)はコビーと同じくらい良い選手だから(自分は)トップ5に入れたい」

 カリーの評価を巡っては、殿堂入り選手のポール・ピアースも今年3月にポッドキャスト『All Facts No Brakes』で、「カリーム(アブドゥル・ジャバー)、マジック(ジョンソン)、(マイケル)ジョーダンの上位は間違いない。レブロンもトップ5に入る。コビーは5番目、カリーとシャック(シャキール・オニール)が6番目、7番目を争っている。もしステフが優勝してあと1つチャンピオンリングを獲得したら、彼をトップ5に入れないといけない。おそらくコビーの上を行くだろう」と語っていた。

 長年相棒を務めていたクレイ・トンプソンがダラス・マーベリックスへ移籍した今季、カリーは自身5回目のリーグタイトルを獲得できるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

【画像】見事にオリンピック5連覇を達成!豪華布陣で金メダルを掴んだバスケットボール・アメリカ代表メンバーを紹介!

【画像】ダンクシュート編集部が厳選!NBA史に燦然と輝くレジェンドスターたちを特集!!
NEXT
PAGE
【動画】カリーが準決勝、決勝で見せた超絶パフォーマンス!