8月13日(日本時間14日)、ポッドキャスト番組『LeBatardShow』に、元NBA選手のチャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)がゲスト出演した。
番組内で、バークレーはパリオリンピックでアメリカ代表の指揮を執ったスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)の采配を非難。セルビアとの準決勝で、アメリカは最大17点ビハインドを背負う劣勢のなか、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の活躍もあって95-91で逆転勝利を収めていた。
ただ、同試合でカリーが33分6秒、レブロンが32分19秒プレーしたのに対し、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)とタイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)は出番なしに。このことについてバークレーは、昨季優勝チームのエースであるテイタムがプレーしなかったことに疑問を抱いていた。
「彼ら(アメリカ)はニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)にスローなプレーをさせていた。もっと速くプレーすべきたったと思うね。テイタムをプレーさせない理由なんてないだろ。テイタムはセルビア戦で2番目のベストプレーヤー、フランス戦ではベストプレーヤーだったかもしれない選手だ。
だが2試合でプレータイムがなかった。そんなの正しくないし、フェアじゃないだろ。オリンピックへ出場するんだから、誰だってプレーしたいものだ。だから俺はジェイソンがプレーできなかったことにがっかりした。タイリースについても同じことが言える」
番組内では『ESPN』でアナリストを務めるケンドリック・パーキンス(元セルティックスほか)もカーHCの采配について「馬鹿げている」というコメントを紹介。するとバークレーは突如ヒートアップし、今度はパーキンスを“口撃”した。
「いやそもそもの話だ。よく聞けよ。そいつの話は持ち込むな。たかだかキャリア平均5点のヤツだぞ。猫背でやってもあの男のレベルになったりはしないぞ。アベレージ5点のヤツは黙ってろ」
パーキンス(208㎝・122㎏)は、NBAで14シーズンをプレーし、2008年にセルティックスの先発センターとして優勝に貢献。オフェンスでは主にスクリーナー役をこなし、ペイントエリアのディフェンスやリバウンドなど地味な部分で所属チームを助けてきた。
ただ、バークレーが指摘した通り、キャリアの通算成績は782試合で平均5.4点、5.8リバウンド、1.2ブロックに過ぎず、平均2桁得点に達したのは2009-10シーズンの1回(10.1点)だけと完全なロールプレーヤーだった。
一方、198㎝・114㎏のサイズでパワーフォワードをこなしたバークレーは16シーズンのうち11シーズンで平均20点、10リバウンド以上をクリアし、キャリア平均22.1点、11.7リバウンド、3.9アシスト、1.5スティールを残してきた実力者。
オールスターとオールNBAチームにそれぞれ11度選ばれたほか、2006年にバスケットボール殿堂入り、2021年には75周年記念チームにも名を連ねたバークレーとパーキンスの実績の差は一目瞭然だ。
選手時代に目立った実績を残していないにもかかわらず、引退後に選手やコーチ批判を繰り返すパーキンスにバークレーは嫌悪感を示していた。
文●秋山裕之(フリーライター)
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ただ、同試合でカリーが33分6秒、レブロンが32分19秒プレーしたのに対し、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)とタイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)は出番なしに。このことについてバークレーは、昨季優勝チームのエースであるテイタムがプレーしなかったことに疑問を抱いていた。
「彼ら(アメリカ)はニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)にスローなプレーをさせていた。もっと速くプレーすべきたったと思うね。テイタムをプレーさせない理由なんてないだろ。テイタムはセルビア戦で2番目のベストプレーヤー、フランス戦ではベストプレーヤーだったかもしれない選手だ。
だが2試合でプレータイムがなかった。そんなの正しくないし、フェアじゃないだろ。オリンピックへ出場するんだから、誰だってプレーしたいものだ。だから俺はジェイソンがプレーできなかったことにがっかりした。タイリースについても同じことが言える」
番組内では『ESPN』でアナリストを務めるケンドリック・パーキンス(元セルティックスほか)もカーHCの采配について「馬鹿げている」というコメントを紹介。するとバークレーは突如ヒートアップし、今度はパーキンスを“口撃”した。
「いやそもそもの話だ。よく聞けよ。そいつの話は持ち込むな。たかだかキャリア平均5点のヤツだぞ。猫背でやってもあの男のレベルになったりはしないぞ。アベレージ5点のヤツは黙ってろ」
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ただ、バークレーが指摘した通り、キャリアの通算成績は782試合で平均5.4点、5.8リバウンド、1.2ブロックに過ぎず、平均2桁得点に達したのは2009-10シーズンの1回(10.1点)だけと完全なロールプレーヤーだった。
一方、198㎝・114㎏のサイズでパワーフォワードをこなしたバークレーは16シーズンのうち11シーズンで平均20点、10リバウンド以上をクリアし、キャリア平均22.1点、11.7リバウンド、3.9アシスト、1.5スティールを残してきた実力者。
オールスターとオールNBAチームにそれぞれ11度選ばれたほか、2006年にバスケットボール殿堂入り、2021年には75周年記念チームにも名を連ねたバークレーとパーキンスの実績の差は一目瞭然だ。
選手時代に目立った実績を残していないにもかかわらず、引退後に選手やコーチ批判を繰り返すパーキンスにバークレーは嫌悪感を示していた。
文●秋山裕之(フリーライター)
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