パリ五輪

「正直感動したよ」アメリカ代表の“陰のMVP”ブッカーの献身性をエドワーズが絶賛「彼は70点取れるのに」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.08.19

ディフェンスに精を出したブッカーの献身性をエドワーズが絶賛した。(C)Getty Images

 パリオリンピックで大会5連覇を成し遂げた男子バスケットボール競技のアメリカ代表には、レブロン・ジェームズやステフィン・カリー、ケビン・デュラントを筆頭に、"現代版ドリームチーム"とも称するべき豪華メンバーが名を連ねていた。

 NBAの各所属チームで絶対的なエースとして君臨する選手がロスターに揃っていたが、それだけのスーパースターが集まれば、必然的にサポート役に徹しなければならないプレーヤーも出てくる。今大会のアメリカ代表で言えば、デビン・ブッカーがそうだった。

 類い稀な得点力を誇る27歳のシューティングガードは、昨季はフェニックス・サンズのエーススコアラーの1人として平均27.1点をマークし、オールスター選出にオールNBA3rdチーム入り。しかし代表チームにおいては、主にディフェンスに精を出し、オフェンス面ではキャッチ&シュートから得点を稼ぐなど、ロールプレーヤーとして従事していた。
 
 そんなブッカーについて、アメリカ代表を率いたスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「陰のMVP」と絶賛。また、チームメイトとしてともに金メダルを勝ち取ったアンソニー・エドワーズも、ニューヨークで行なわれたイベント『Fanatics Fest』にデュラントともに出演した際に、ブッカーの献身性についてこう話していた。

「ステフが素晴らしかったゲームもあったし、彼(デュラント)やレブロンがそういうゲームもあった。でもブックはひたすらベストプレーヤーをガードし、シュートを打たなかった。ブックは70点取れるのにね。正直言って感動したよ」

 今大会、アメリカ代表は決勝で躍動したカリーや、MVPに輝いたレブロンの活躍ばかりが注目されがちだが、陰日向にチームを支えたブッカーがいなければ、大会5連覇は果たせなかったかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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