マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)の誰が史上最高の選手か、「GOAT」議論は絶えない。
ただ、元NBA選手のギルバート・アリナスの中では、レブロンが1番で不動のようだ。
マジック・ジョンソン(元レイカーズ)とラリー・バード(元ボストン・セルティックス)の2大スターが支えた1980年代以降は、ジョーダンがブルズで1991~93年、96~98年と2度の3連覇を達成して黄金期を築いた。ジョーダンは得点王10回、歴代1位のキャリア平均30.1点、ファイナルMVP6回、シーズンMVP5回、バスケットボール殿堂入りなど、輝かしい実績を誇る。
コビーはジョーダンの正統後継者の1人で、96年にNBA入りしてレイカーズ一筋でプレー。シャキール・オニールとのコンビで2000~02年にリーグ3連覇、パウ・ガソルとのデュオで09~10年に連覇を成し遂げ、歴代4位の通算3万3643得点、オールディフェンシブ1stチーム選出9回と、攻守に優れた選手としてバスケットボール殿堂入りも果たしている。
そして、レブロンは言わずと知れた現代NBAの"キング"だ。03年のドラフト1位で指名されて以降、21年間で積み上げた得点は偉人カリーム・アブドゥル・ジャバーを上回る歴代トップの4万474点。マイアミ・ヒート、クリーブランド・キャバリアーズ、レイカーズで計4回のリーグタイトルを手にし、シーズンMVP&ファイナルMVP4回、NBA記録のオールスター出場20回など、こちらも功績を挙げれば枚挙にいとまがない。
元NBA選手のアリナスは、ユドニス・ハズレムとマイク・ミラーがホストを務めるポッドキャスト『The OGs』に出演した際、ファンからの「スタメン、ベンチ、カット:MJ(ジョーダン)、レブロン&コビー」と振り分けを尋ねられ、次のように回答している。
「俺ならブロン(レブロン)を先発で使い、ジョーダンはベンチ(控え)、コビーは(メンバーに)入れない。コビーは歴代でも一番好きな選手だけど、ジョーダンとコビーを同じチームに置くことはできない。もしジョーダンが先発して、コビーがベンチに回ったら、ジョーダンはコビーのためにコートに立たないだろう(笑)」
レブロンはジョーダンやコビーのような"キラースティンクト"(相手にとどめを刺す本能)は持っていないかもしれないが、ゲームを始めるには確実な選択肢だとアリナスは主張。一方で、重要な局面ではジョーダンのほうが良いオプションだとしている。
「もしコビーを先発させても、ジョーダンの代役にはならない。だから、コーチとして安全な選択をするつもりだ。レブロンを先発で使い、ジョーダンをベンチスタートにし、レブロンと交代させる。その後、レブロンが試合に出ることはない。それは確かだ」
三者三様でプレースタイルが異なり、選ぶ側の趣向で誰が"史上最高"になるかは大きく左右されるが、アリナスの中ではレブロンがNo.1というのは揺らがないようだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】39歳を迎えても未だ衰え知らず!NBAの"キング"レブロン・ジェームズ特集!
ジョーダンとレブロン、どちらが"GOAT"?永遠のテーマに重鎮トーマスは"キング"を推挙「数字が嘘をつかないなら、それがすべて」<DUNKSHOOT>
「彼らはトップ5にも入らない」名手ストックトンがGOAT論でジョーダン、コビー、レブロンを"対象外"にした理由<DUNKSHOOT>
ジョーダンが"GOAT"たる理由。オールNBA1stチーム&オールディフェンシブ1stチームの同時選出数で歴代トップに君臨<DUNKSHOOT>
ただ、元NBA選手のギルバート・アリナスの中では、レブロンが1番で不動のようだ。
マジック・ジョンソン(元レイカーズ)とラリー・バード(元ボストン・セルティックス)の2大スターが支えた1980年代以降は、ジョーダンがブルズで1991~93年、96~98年と2度の3連覇を達成して黄金期を築いた。ジョーダンは得点王10回、歴代1位のキャリア平均30.1点、ファイナルMVP6回、シーズンMVP5回、バスケットボール殿堂入りなど、輝かしい実績を誇る。
コビーはジョーダンの正統後継者の1人で、96年にNBA入りしてレイカーズ一筋でプレー。シャキール・オニールとのコンビで2000~02年にリーグ3連覇、パウ・ガソルとのデュオで09~10年に連覇を成し遂げ、歴代4位の通算3万3643得点、オールディフェンシブ1stチーム選出9回と、攻守に優れた選手としてバスケットボール殿堂入りも果たしている。
そして、レブロンは言わずと知れた現代NBAの"キング"だ。03年のドラフト1位で指名されて以降、21年間で積み上げた得点は偉人カリーム・アブドゥル・ジャバーを上回る歴代トップの4万474点。マイアミ・ヒート、クリーブランド・キャバリアーズ、レイカーズで計4回のリーグタイトルを手にし、シーズンMVP&ファイナルMVP4回、NBA記録のオールスター出場20回など、こちらも功績を挙げれば枚挙にいとまがない。
元NBA選手のアリナスは、ユドニス・ハズレムとマイク・ミラーがホストを務めるポッドキャスト『The OGs』に出演した際、ファンからの「スタメン、ベンチ、カット:MJ(ジョーダン)、レブロン&コビー」と振り分けを尋ねられ、次のように回答している。
「俺ならブロン(レブロン)を先発で使い、ジョーダンはベンチ(控え)、コビーは(メンバーに)入れない。コビーは歴代でも一番好きな選手だけど、ジョーダンとコビーを同じチームに置くことはできない。もしジョーダンが先発して、コビーがベンチに回ったら、ジョーダンはコビーのためにコートに立たないだろう(笑)」
レブロンはジョーダンやコビーのような"キラースティンクト"(相手にとどめを刺す本能)は持っていないかもしれないが、ゲームを始めるには確実な選択肢だとアリナスは主張。一方で、重要な局面ではジョーダンのほうが良いオプションだとしている。
「もしコビーを先発させても、ジョーダンの代役にはならない。だから、コーチとして安全な選択をするつもりだ。レブロンを先発で使い、ジョーダンをベンチスタートにし、レブロンと交代させる。その後、レブロンが試合に出ることはない。それは確かだ」
三者三様でプレースタイルが異なり、選ぶ側の趣向で誰が"史上最高"になるかは大きく左右されるが、アリナスの中ではレブロンがNo.1というのは揺らがないようだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】39歳を迎えても未だ衰え知らず!NBAの"キング"レブロン・ジェームズ特集!
ジョーダンとレブロン、どちらが"GOAT"?永遠のテーマに重鎮トーマスは"キング"を推挙「数字が嘘をつかないなら、それがすべて」<DUNKSHOOT>
「彼らはトップ5にも入らない」名手ストックトンがGOAT論でジョーダン、コビー、レブロンを"対象外"にした理由<DUNKSHOOT>
ジョーダンが"GOAT"たる理由。オールNBA1stチーム&オールディフェンシブ1stチームの同時選出数で歴代トップに君臨<DUNKSHOOT>
関連記事
- ジョーダンとレブロン、どちらが“GOAT”?永遠のテーマに重鎮トーマスは“キング”を推挙「数字が嘘をつかないなら、それがすべて」<DUNKSHOOT>
- 「彼らはトップ5にも入らない」名手ストックトンがGOAT論でジョーダン、コビー、レブロンを“対象外”にした理由<DUNKSHOOT>
- 「彼の情熱と愛情を見て育ってきた」ハーデンが自身の“GOAT”を語る「彼がいたから、俺はバスケットボールを始めたんだ」<DUNKSHOOT>
- フランスの“ドレイモンド・グリーン”ガーション・ヤブセレがシクサーズと1年契約!5年ぶりのNBA復帰へ<DUNKSHOOT>
- 【パリ五輪】 欧州メディアが五輪で“期待を上回る活躍を見せた選手10人”をピックアップ!日本からは河村とホーキンソンが選出<DUNKSHOOT>