ティム・ハーダウェイ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)、アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、ジャマール・クロフォード(元ニューヨーク・ニックスほか)、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)、カイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)など、NBAには時代を問わず優れたボールハンドラーが存在する。
そのなかで元NBA選手のギルバート・アリナスは、殿堂入りしているレジェンドのアイバーソンと現役スターのアービング、ハンドラーとしてどちらが優れているかを自身のポッドキャスト番組『Gil's Arena』で言及した。
「カイリーはアイバーソンに比べたらカタツムリだ。カイリーが誰かを抜くために、どれだけのコンボムーブが必要か考えてみろよ。AI(アイバーソン)はひとつのムーブをすればもう終わりさ」
アリナスは両選手の能力には大きな差があると主張。これについて出演者のブランドン・ジェニングス(元ミルウォーキー・バックスほか)は、アービングがプレーしている現代のNBAには背の高いガードが多く、シュートを決めるのがより難しいとアリナスの見解に異議を唱えた。
両者とも優秀なハンドラーであることは間違いないが、クロスオーバーの切り返しの速さを武器とするアイバーソンに対して、アービングは緩急をつけたドリブルを得意としており、タイプは異なる。
しかし、アリナスはアイバーソン(183㎝・75㎏)がアービング(188㎝・88㎏)よりも多くのスキルセットを持っていると自身の主張を曲げず、相手ガードたちは「アイバーソンに触ることすらできない」と付け加えた。
アリナスは以前、“NBAで最も守るのがタフだった選手”にアイバーソンの名を挙げており、その理由を「クイックネスが半端ない。アレンは多く見積もっても体重160ポンド(約72.6kg)しかなかった。それに小さい。だから俺たちがウェイトルームでフィジカルを鍛えたりすることは、彼には通用しない。接触をするやいなや動いて、飛んでいる。自動的にファウルをもらっているんだ。それがアレンをガードするのが困難な理由さ」と語っていた。
誰がベストなのかは人によって意見が分かれるところだが、アリナスが「アレンにとってはどんな状況も青信号だった」と振り返るように、マッチアップ時に受けた衝撃は今も忘れられないようだ。
構成●ダンクシュート編集部
「カイリーはルール変更の恩恵を受けている」アリナスが選ぶNBA史上最強の“スキルマスター”は?<DUNKSHOOT>
「アイバーソンは今日のゲームにはマッチしない」。識者の発言にアリナスが反論「偉大な選手は、どんな時代でも偉大である方法を見つける」<DUNKSHOOT>
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アリナスは以前、“NBAで最も守るのがタフだった選手”にアイバーソンの名を挙げており、その理由を「クイックネスが半端ない。アレンは多く見積もっても体重160ポンド(約72.6kg)しかなかった。それに小さい。だから俺たちがウェイトルームでフィジカルを鍛えたりすることは、彼には通用しない。接触をするやいなや動いて、飛んでいる。自動的にファウルをもらっているんだ。それがアレンをガードするのが困難な理由さ」と語っていた。
誰がベストなのかは人によって意見が分かれるところだが、アリナスが「アレンにとってはどんな状況も青信号だった」と振り返るように、マッチアップ時に受けた衝撃は今も忘れられないようだ。
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