専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「カイリーはアイバーソンに比べたらカタツムリだ」アリナスがアービングとAI、新旧ボールハンドラーを比較<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.08.21

アイバーソン(左)とアービング(右)は歴代屈指のボールハンドラーに挙げられるが、どちらが優れているのか。(C)Getty Images

アイバーソン(左)とアービング(右)は歴代屈指のボールハンドラーに挙げられるが、どちらが優れているのか。(C)Getty Images

 ティム・ハーダウェイ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)、アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、ジャマール・クロフォード(元ニューヨーク・ニックスほか)、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)、カイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)など、NBAには時代を問わず優れたボールハンドラーが存在する。

 そのなかで元NBA選手のギルバート・アリナスは、殿堂入りしているレジェンドのアイバーソンと現役スターのアービング、ハンドラーとしてどちらが優れているかを自身のポッドキャスト番組『Gil's Arena』で言及した。

「カイリーはアイバーソンに比べたらカタツムリだ。カイリーが誰かを抜くために、どれだけのコンボムーブが必要か考えてみろよ。AI(アイバーソン)はひとつのムーブをすればもう終わりさ」

 アリナスは両選手の能力には大きな差があると主張。これについて出演者のブランドン・ジェニングス(元ミルウォーキー・バックスほか)は、アービングがプレーしている現代のNBAには背の高いガードが多く、シュートを決めるのがより難しいとアリナスの見解に異議を唱えた。
 
 両者とも優秀なハンドラーであることは間違いないが、クロスオーバーの切り返しの速さを武器とするアイバーソンに対して、アービングは緩急をつけたドリブルを得意としており、タイプは異なる。

 しかし、アリナスはアイバーソン(183㎝・75㎏)がアービング(188㎝・88㎏)よりも多くのスキルセットを持っていると自身の主張を曲げず、相手ガードたちは「アイバーソンに触ることすらできない」と付け加えた。
 
 アリナスは以前、“NBAで最も守るのがタフだった選手”にアイバーソンの名を挙げており、その理由を「クイックネスが半端ない。アレンは多く見積もっても体重160ポンド(約72.6kg)しかなかった。それに小さい。だから俺たちがウェイトルームでフィジカルを鍛えたりすることは、彼には通用しない。接触をするやいなや動いて、飛んでいる。自動的にファウルをもらっているんだ。それがアレンをガードするのが困難な理由さ」と語っていた。

 誰がベストなのかは人によって意見が分かれるところだが、アリナスが「アレンにとってはどんな状況も青信号だった」と振り返るように、マッチアップ時に受けた衝撃は今も忘れられないようだ。

構成●ダンクシュート編集部

「カイリーはルール変更の恩恵を受けている」アリナスが選ぶNBA史上最強の“スキルマスター”は?<DUNKSHOOT>

「アイバーソンは今日のゲームにはマッチしない」。識者の発言にアリナスが反論「偉大な選手は、どんな時代でも偉大である方法を見つける」<DUNKSHOOT>

「毎試合を“必見”のレベルに引き上げた」レブロンからの称賛にアイバーソンも感謝「愛してるよ、ブラザー!」<DUNKSHOOT>
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号