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仰天の“ウォリアーズ改革案”を重鎮ピアースが提言「(優勝争いに)戻る唯一の方法はヤニスを連れてくること」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.08.26

カリー(右)とヤニス(左)が共闘する可能性は限りなく低そうだが……。(C)Getty Images

 2022年にリーグを制したゴールデンステイト・ウォリアーズは、昨季プレーイン・トーナメントに敗れたことで3年ぶりにプレーオフ出場を逃してシーズンを終えた。

 迎えたオフでは、6チーム間のサイン&トレードでクレイ・トンプソンを手放し、ベテランフォワードのカイル・アンダーソンと即戦力シューターのバディ・ヒールドを獲得。完全FA(フリーエージェント)のディアンソニー・メルトン、新人ビッグマンのクインテン・ポストもロスターへ加えた。

 もっとも、昨季ウエスタン・カンファレンス10位の46勝36敗(勝率56.1%)に終わったチームが劇的に戦力アップしたとは言えず、現地時間8月22日に米スポーツ専門局『ESPN』が公開した今季の勝敗予想でもウエスト8位の45勝37敗(勝率54.9%)と、プレーオフへ進出できるかどうかのラインにいる。

 とはいえ、パリオリンピックの準決勝と決勝で36歳のステフィン・カリーが見せたスコアリングショーは圧巻だっただけに、この男がトップレベルを維持できる限り、ウォリアーズの覇権争い参戦を望む人は少なくないはずだ。
 
 そうしたなか、ボストン・セルティックスのレジェンドとして知られるポール・ピアースは、23日に公開されたポッドキャスト番組『"Ticket & The Truth" podcast』で、ウォリアーズが狙うべきターゲットに超大物を挙げていた。

「ゴールデンステイトが求めている位置(覇権争い)へ戻るための唯一の策は、ヤニスを連れてくる方法を見出せるかどうかだ」

 ヤニスとはもちろん、ミルウォーキー・バックスのフランチャイズプレーヤー、ヤニス・アデトクンボのこと。211cm・110kgのフォワードは、圧巻のサイズとガード並みのクイックネスを併せ持ち、高い身体能力を誇るビッグマン。

 これまでのキャリアで2度のMVPに加え、最優秀守備選手賞、ファイナルMVPのほか、6年連続でオールNBA1stチーム入りしているリーグ最高級の実力者だ。

 複数のポジションをカバー可能で、ペイントエリアの脅威となるアデトクンボは29歳と全盛期にあり、カリーと共演することになれば、ウォリアーズが"スーパーチーム"と化すことは間違いない。
 
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ピアースはカリーの移籍説を否定