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渡邊雄太が正式にBリーグの一員に!千葉ジェッツ入団の決め手は「熱量」と「メンタル面のサポート」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.08.27

新たな背番号「1」のユニフォームを手に笑顔の渡邊。千葉ジェッツの田村代表取締役社長(左)、池内GM(右)とともに会見に臨んだ。写真:滝川敏之

 渡邊雄太がキャリア第2章を歩き出した。

 8月27日、Bリーグ1部の千葉ジェッツは新ユニフォームパートナー締結発表および渡邊雄太加入記者会見を実施。NBA6シーズンを含む11年に及んだアメリカ生活に区切りをつけ、日本でプレーするに至った経緯、数あるBリーグのクラブから千葉を選んだ理由などが語られた。

 全身ブラックのスーツ姿で会見場に現れた渡邊は冒頭、「千葉ジェッツの渡邊雄太です」と挨拶。今年4月に日本復帰を表明して以降、20以上のBリーグクラブからオファーがあったというなかで、千葉入団の決め手となったのは"熱量"だと明かした。

「チーム選びは、僕に対して"一番熱量を持ってくれるチーム"、というところを優先した」と語り、「いろいろなチームと話させていただいたなかで、どのチームも魅力的なオファーをくださいましたし、熱量はどこのチームからも感じて本当にありがたかったんですけど、やはりどこよりも千葉ジェッツが僕に対しての熱量をくださったと感じています」と述べた。

 ともに登壇した池内勇太GM(ゼネラルマネージャー)も「渡邊選手の千葉ジェッツ入団は私にとっても念願。毎年のように彼のエージェントを通して話をさせていただいていた」と、数年をかけてラブコールを送り続けた末の獲得だったと語る。
 
 さらに渡邊は「日本に帰ってくる一番大きな理由として、メンタル的な問題があった」と4月の帰国会見に続いて触れた。

「センシティブな問題なので話しにくいというか話題にしたくないというのが普通だと思うんですけど、千葉ジェッツに関しては、とにかくそこを全力でサポートしたいと。僕がバスケットを十分楽しめる環境を作っていってあげたいと、そこを強調して言ってくださったのが千葉ジェッツだったというところが、僕の中で一番大きな理由になった」

 Bリーグでこれまで優勝1回(2021年)、ファイナル進出は最多の4回(18、19、21、23年)を誇る千葉は、今春に収容客数1万人規模の新ホームアリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」(ららアリーナ 東京ベイ)が完成。リーグでの存在感もいっそう高まっていくことが予想される。

 渡邊も「たくさんのお客さんの前でプレーできるということもそうですし、個人的に仲の良い富樫勇樹選手、彼とは昔から、いつか同じチームでやりたいねということを話していたので、彼がいるというのも(入団の)理由にはなってくる」と言及。

 それでも、「アリーナだったりとか、勇樹との昔からの約束だったりとか、それが仮になくても僕はジェッツを選んでいただろうなというくらい、熱量をいただきました」と、チームの熱い想いに感銘を受けたことを強調していた。

構成●ダンクシュート編集部

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