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NBA

「元々はMJ、レブロン、コビー、シャック、マジックだったが…」ウォリアーズOBが歴代トップ5にカリーを入れた理由<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.09.10

元ウォリアーズのアリナスは、五輪で目覚ましい活躍を見せたカリーを自身のベスト5に加えた。(C)Getty Images

元ウォリアーズのアリナスは、五輪で目覚ましい活躍を見せたカリーを自身のベスト5に加えた。(C)Getty Images

「史上最高の選手は誰か」と同様に、「歴代ベスト5は誰か」もバスケットボール界を語る上で議論が過熱するテーマだ。

 元NBA選手のギルバート・アリナスは、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が今夏のパリ五輪の活躍で、自身のトップ5に浮上したことについて説明している。

 現役時代にウォリアーズでプレー経験のあるアリナスは、自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、自身が考える歴代トップ5について言及。これまでマジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、コビー・ブライアント(元レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(現レイカーズ)、シャキール・オニール(元レイカーズほか)の5人だったが、アップデートがあったという。

「トップ5に6人入れた。元々のトップ5はMJ(ジョーダン)、レブロン、コビー、シャック(オニール)、マジック・ジョンソンだったが、そこにステフを加えたんだ。誰を弾き出したらいいか分からないから少し時間をくれ。誰か俺に理由を与えてくれ。

 バスケットボール選手として、歴史に残るような瞬間や、試合の中で光り輝く時がある。あのオリンピックでのパフォーマンスがそうだったんだ。リーグ優勝の時に成し遂げたことも素晴らしかった」

 2009年のドラフト全体7位指名でNBA入りし、ウォリアーズ一筋15年で過ごしてきた天才シューターのカリーは3ポイント全盛のトレンドを作り出し、バスケットボール自体を変えたとも言われる。リーグ歴代最多となる3747本の3ポイント成功をはじめ、チームを4度のリーグ優勝に導き、すでに引退後の殿堂入りは確実だ。
 
 さらに、今夏は36歳にしてアメリカ代表の一員として初めてオリンピックに出場し、準決勝のセルビア戦、決勝のフランス戦の2試合で計60得点、3ポイント26本中17本を成功させて金メダル獲得に貢献。

 大会MVPこそレブロンに譲ったものの、劣勢のなかで36得点(3ポイント9本成功)を叩き出して逆転勝利に導いたセルビア戦の活躍で評価を上げた。これにより、アリナスもトップ5相当の評価に値すると考えを改めたようだ。

「(1997-98シーズンのNBAファイナル第6戦で)ジョーダンがカール・マローンからスティールし、シュートを決めたような瞬間が彼(カリー)にはなかった。マジック・ジョンソンのルーキーシーズンのように、誰にでも象徴するような瞬間があるものだ。でも、ステフには、『あんなことを成し遂げたな』と思い返せるような、真の瞬間はこれまでなかった」

 また、アリナスは大型ポイントガードとして人気を博したペニー・ハーダウェイ(元オーランド・マジックほか)を「大好きで、俺のトップ5の1人だった」としつつ、「だけど、マジック・ジョンソンとの比較で外さざるを得なかった。当然、歴史も考慮しないといけない」と、持論を展開している。

 一方、カリーと同期で18年までNBAでプレーしていたブランドン・ジェニングスは、「シャック、コビー、ブロン(レブロン)、ステフ、KD(ケビン・デュラント)」を自身の歴代ベスト5にセレクト。神様ジョーダンの“落選”に関しては、「MJが最後に優勝した時、俺は7歳(実際は8歳)だったからね」と説明していた。

構成●ダンクシュート編集部

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