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シクサーズ躍進のキーマン、リチャードソンが自身初の週間MVP!好調のデローザンもスパーズ移籍後では初の受賞|NBA第12週

ダンクシュート編集部

2020.01.14

リチャードソン(左)は自身初、デローザン(右)は2シーズンぶり11度目の受賞となった。(C)Getty Images

 1月13日(日本時間14日)、NBAが第12週(現地1月6日~12日)の週間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからフィラデルフィア・76ERSのジョシュ・リチャードソン、ウエスタン・カンファレンスからサンアントニオ・スパーズのデマー・デローザンが選出された。

 過去4年はマイアミ・ヒート、今季からシクサーズでプレーするリチャードソンは、キャリア5年目で初受賞。今季ワーストの4連敗で迎えた1月6日(同7日)のオクラホマシティ・サンダー戦で23得点、4アシストをあげて勝利に導くと、主砲ジョエル・エンビードをケガで欠いたボストン・セルティックス戦では29得点、4アシストと躍動し、チームのピンチを救ってみせた。

 11日(同12日)のダラス・マーベリックス戦には敗れたものの、リチャードソン自身は期間中の3試合で平均22.7点(フィールドゴール成功率51.1%、3ポイント成功率33.3%、フリースロー成功率93.8%)、2.3リバウンド、3.7アシストと申し分ない活躍を披露。今季は出場した全32試合で先発を務め、チーム3位の平均15.5点、3.5アシストと早くも新天地で欠かせない存在となっている。
 
 一方、4試合で平均29.3点、6.5リバウンド、6.0アシストをマークしたデローザンは通算11回目、スパーズ移籍後では初の受賞となった。

 今季チームトップの平均22.4点をマークしているデローザンは、期間中の全試合で25点以上を奪取。リーグ首位のミルウォーキー・バックスをホームに迎えた一戦で25得点、7アシストをあげて22点差の大勝に貢献すると、8日(同9日)のセルティックス戦で31得点、10日(同11日)のメンフィス・グリズリーズ戦では今季自己最多タイの36得点、9リバウンド、9アシストをマークした。

 特にこの1週間はショットが好調で、フィールドゴール成功率62.9%、3ポイント成功率66.7%、フリースロー成功率90.2%とハイアベレージを記録。ここまでプレーオフ圏外のウエスト9位に沈んでいるチームも3勝1敗と息を吹き返し、反撃の狼煙を上げている。

 第13週(現地1月13日~19日)、シクサーズは敵地でのインディアナ・ペイサーズ戦に始まり、ブルックリン・ネッツ、シカゴ・ブルズ、ニューヨーク・ニックスとイーストの4チームと対戦。スパーズは15日(同16日)に敵地でマイアミ・ヒート、その後はホームでアトランタ・ホークス、19日(同20日)には再びヒートと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部