現地時間９月14日（日本時間15日）、テキサス州ダラス北部でダーク・ノビツキー財団による“テニス・クラシック”が開催され、レジェンドのノビツキーのほか、元同僚スティーブ・ナッシュやJJ・バレアらが参加した。

　通算６度目となったこのイベントで、今回はクレイ・トンプソンもヘッドバンドを着けて参加。「この場にいられて楽しいよ。今日プレーするのが楽しみだし、できたらいいショットが打てるといいね」と話していた。

　NBA入りから昨季まで13シーズン（実働11シーズン）もゴールデンステイト・ウォリアーズに在籍していたトンプソンは、今夏６チーム間の大型サイン＆トレードでマブズへ加入。

　その会場で、トンプソンは最近になって2011年にマブズが初優勝を達成した当時の映像を観たと明かした。
  　この年のマブズはウエスタン・カンファレンス３位の57勝25敗（勝率69.5％）をマーク。ファーストラウンドでポートランド・トレイルブレイザーズを４勝２敗で下すと、カンファレンス・セミファイナルではコビー・ブライアント、パウ・ガソルらを擁する２連覇中のロサンゼルス・レイカーズを４戦無敗のスウィープで撃破した。

　カンファレンス・ファイナルではケビン・デュラント（現フェニックス・サンズ）、ラッセル・ウエストブルック（現デンバー・ナゲッツ）、ジェームズ・ハーデン（現ロサンゼルス・クリッパーズ）が在籍していたオクラホマシティ・サンダーに４勝１敗で勝利。

　ファイナルではレブロン・ジェームズ（現レイカーズ）、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュ擁するマイアミ・ヒートを４勝２敗で下し、悲願のフランチャイズ史上初優勝を成し遂げた。

　当時のマブズについて、トンプソンは地元メディア『DLLS Sports』へこう話していた。

「辛抱強く戦い続けた素晴らしいグループだね。タレント揃いのチームをいくつも倒してきた。（相手には）コビーがいたレイカーズ、KD（デュラント）のサンダー、それにマイアミもいた。あの快進撃はすごく感動させてくれるものだった。観て良かったよ。次のシーズンで再現できるようにトライしていく」