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NBA

“引退”を表明したウォジナロウスキー氏。名物記者が報じた“トップ5スクープ”を米メディアが発表<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2024.09.23

レポーター活動からの引退を表明したウォジナロウスキー氏。NBA界が寂しくなりそうだ。(C)Getty Images

レポーター活動からの引退を表明したウォジナロウスキー氏。NBA界が寂しくなりそうだ。(C)Getty Images

 NBAファンにとってはすでにお馴染みの存在ともいえる『ESPN』の名物記者エイドリアン・ウォジナロウスキー氏が、レポーター活動から引退することを現地時間9月18日(日本時間19日、日付は以下同)に自身のXで発表した。

 現在55歳のウォジナロウスキー氏がメディアのキャリアを開始したのは、まだ高校生だった37年前。地元コネチカットの日刊紙『Hartford Courant』がそのスタート地点だった。2007年からヤフー・スポーツの専属ライターとなり、7年前からは、これまでも寄稿者として執筆していた『ESPN』の専属となった。

 ちなみに引退を発表したメッセージの書き出しはこう始まっている。

「自分はESPN キャンパス(放送センター)から2マイル(約3.2km)のところで工場労働者の息子として育ち、スポーツライターで生計を立てることを夢見ていた」

 彼は実際にその夢を叶え、『ESPN』の看板記者になったのだった。
 
 ウォジナロウスキー氏といえば、なんといっても十八番はトレードをはじめとした移籍情報のスクープだ。突如投下されて威力を発揮するその驚愕のスクープは“Woj Bombs”(ウォジ爆弾)の異名をとった。守備範囲も広く、NBAはもちろんのこと、高校バスケや欧州のユーロリーグへの移籍といった情報も、彼はいち早くキャッチしては世に送り出していた。

 そんなウォジナロウスキー氏がこれまで発信した中で最もインパクトが大きかったと思われるスクープのトップ5を、『USA TODAY』がピックアップしている。

1:新型コロナウイルス感染拡大のためNBAがシーズンを中断すると報じた投稿(2020年3月12日)

2: 当時ユタ・ジャズにいたドノバン・ミッチェルがコロナ陽性になったことを告げる投稿(2020年3月12日)

3:クリス・ポールのロサンゼルス・レイカーズ行きについて、NBAのオーナーたちがデイビッド・スターン・コミッショナーに圧力をかけ、契約を破棄させたという投稿(2011年12月9日)

4: ポール・ジョージのロサンゼルス・クリッパーズへのトレードを報じた投稿(2019年7月6日)

5:アンソニー・デイビスのレイカーズへのトレード(2019年6月16日)
 
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