1月14日(日本時間15日、日付は以下同)。今季開幕から戦列を離れているゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンが、久々にメディア対応を行なった。
昨季のNBAファイナル第6戦で左ヒザ前十字靭帯を断裂したトンプソンは、今季はレポーターやコメンテーターを務めるなど公の場には姿を見せていたものの、メディアの取材に応じたのは昨年9月末のメディアデー以来初となる。
トンプソンは現状について、「術後の経過はいい感じさ。(今季中に)コートへ立つことができればいいなと思ってるのは認めるよ。でも(復帰までは)長いプロセスなんだ。ファイナル第6戦の3日後から、僕はリハビリをずっと続けている。僕の姿をたくさん見ることはないかもしれないけど、ずっとやっているよ。シーズン中に復帰できるかどうかは分からないが、コートに立ちたいとは思っている」とコメント。
地元メディア『NBC Sports Bay Area』は12日、トンプソンが2月中旬のオールスターブレイク期間中に再診断を行なう予定と報じていたものの、今季中に彼がコートに立つかどうかは疑わしいというのが現状だ。
今季のウォリアーズはトンプソンに加え、開幕5戦目以降はエースのステフィン・カリーも欠いており、ここまで9勝33敗でリーグ最下位に沈んでいる。そういった状況もあってか、トンプソンは長期的な視野に立ってチームを見据えていた。
「ここまでタフなシーズンだけど、未来は明るいということも分かっている。だから今この場にいることができて嬉しいね。僕は今、このようなケガが2度と起こらないように取り組んでいる。我慢強くなろうとしているんだ。30代終わりくらいまで、ハイレベルなプレーがしたいからね」
スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はトンプソンの今季中の復帰について明言していないものの、カリーとトンプソンの存在の大きさを改めて口にした。
「彼はこれまでよりも多くコートにいてくれている。ステフとクレイには、チームへ帯同してグループとしてチームメイトたちを巻き込んでいってほしいと話したんだ。新たに加わった選手たちは彼らのことをもっとよく知る必要があるし、その逆もしかりだからね。そしてあの2人がいることで、若いグループへ自信を与えることになる。それがステフとクレイにとって次のステップになるんだと思う」
ウォリアーズの基盤であるトンプソンとカリー、そしてドレイモンド・グリーンの3人は2021-22シーズンまで契約があり、来季は健康体で迎えることができる見込みだ。さらにチームは現時点でプレーオフ出場圏内の8位(メンフィス・グリズリーズ/19勝22敗)まで10.5ゲーム差と大きく離されているため、今季中にトンプソンの復帰を急ぐ必要性は低い。ただ、3選手とも「東京オリンピックに出場したい」と公言していることもあり、引き続き動向には注目したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
昨季のNBAファイナル第6戦で左ヒザ前十字靭帯を断裂したトンプソンは、今季はレポーターやコメンテーターを務めるなど公の場には姿を見せていたものの、メディアの取材に応じたのは昨年9月末のメディアデー以来初となる。
トンプソンは現状について、「術後の経過はいい感じさ。(今季中に)コートへ立つことができればいいなと思ってるのは認めるよ。でも(復帰までは)長いプロセスなんだ。ファイナル第6戦の3日後から、僕はリハビリをずっと続けている。僕の姿をたくさん見ることはないかもしれないけど、ずっとやっているよ。シーズン中に復帰できるかどうかは分からないが、コートに立ちたいとは思っている」とコメント。
地元メディア『NBC Sports Bay Area』は12日、トンプソンが2月中旬のオールスターブレイク期間中に再診断を行なう予定と報じていたものの、今季中に彼がコートに立つかどうかは疑わしいというのが現状だ。
今季のウォリアーズはトンプソンに加え、開幕5戦目以降はエースのステフィン・カリーも欠いており、ここまで9勝33敗でリーグ最下位に沈んでいる。そういった状況もあってか、トンプソンは長期的な視野に立ってチームを見据えていた。
「ここまでタフなシーズンだけど、未来は明るいということも分かっている。だから今この場にいることができて嬉しいね。僕は今、このようなケガが2度と起こらないように取り組んでいる。我慢強くなろうとしているんだ。30代終わりくらいまで、ハイレベルなプレーがしたいからね」
スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はトンプソンの今季中の復帰について明言していないものの、カリーとトンプソンの存在の大きさを改めて口にした。
「彼はこれまでよりも多くコートにいてくれている。ステフとクレイには、チームへ帯同してグループとしてチームメイトたちを巻き込んでいってほしいと話したんだ。新たに加わった選手たちは彼らのことをもっとよく知る必要があるし、その逆もしかりだからね。そしてあの2人がいることで、若いグループへ自信を与えることになる。それがステフとクレイにとって次のステップになるんだと思う」
ウォリアーズの基盤であるトンプソンとカリー、そしてドレイモンド・グリーンの3人は2021-22シーズンまで契約があり、来季は健康体で迎えることができる見込みだ。さらにチームは現時点でプレーオフ出場圏内の8位(メンフィス・グリズリーズ/19勝22敗)まで10.5ゲーム差と大きく離されているため、今季中にトンプソンの復帰を急ぐ必要性は低い。ただ、3選手とも「東京オリンピックに出場したい」と公言していることもあり、引き続き動向には注目したい。
文●秋山裕之(フリーライター)