国内バスケ

渡邊雄太が「11年前、日本にいた時は想像できなかった」と“ブースターの熱量の高さ”に驚き「素晴らしいお客さん達の前でプレーできることは光栄」

THE DIGEST編集部

2024.10.06

多くのブースターの前で活躍を見せた渡邊。写真:田中研治(THE DIGEST 写真部)

 Bリーグ千葉ジェッツは10月5日、新本拠地「LaLa arena TOKYO-BAY」で宇都宮ブレックスとの開幕戦を行ない、91-84で勝利。Bリーグデビュー戦となった千葉Jの渡邊雄太は16得点、8リバウンドを記録した。

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 収容人数約1万人とBリーグ最大規模を誇る「LaLa arena TOKYO-BAY」。開幕戦のチケットは一般販売に回る前の会員先行販売で開始わずか2日間で完売するなどブースターの期待感も高かった。当日も9708人と多くのブースターが新しい本拠地での初陣に駆けつけた。

 試合は前半から会場の大声援を受けた千葉Jの選手らが躍動。ディー・ジェイ・ホグ、富樫勇樹らの得点で先行すると、第1Q残り7分には今季NBAメンフィス・グリズリーズから加入した渡邊がBリーグ初得点となるスリーポイントを沈めた。日本のバスケファン待望の瞬間に千葉Jブースターからは割れんばかりの歓声と拍手が送られた。

 その後はシュートタッチが戻り始めた宇都宮も盛り返し、開幕戦からいきなりオーバータイムに突入する熱戦となるも、千葉Jが着実に突き放しライバルとの重要な一戦を勝ち切った。

 大学から渡米し、そのまま世界最高峰のNBAの舞台で6年間戦ってきた渡邊は試合後、「11年前、自分が日本にいた時はこういうアリーナができることだったりとかこれだけのお客さんが入るってことが想像できなかった。もちろん日本代表とかで帰ってきてて日本のバスケの熱が上がってきてるなっていうのは感じてたんですけど、こういうアリーナで素晴らしいお客さん達の前でプレーできることは光栄だなと言う風に思っている」と思いを語った。

 また、同地区の宇都宮とのライバル関係について話が及ぶと「僕が試合前のアップに入った時に、宇都宮のファンの方たちがたくさんいたことにすごい驚いて。チームメイトに『あんなに宇都宮のファンが来てるの』と話したら『いやいや、何なら少ないくらい』って言ってた」と敵チームブースターの熱量の高さにも驚いたと言い、「やっぱりあれだけアウェイのお客さんも来てくれると、(今日のような)ああいう展開になると余計盛り上がりますし、自分たちもやっててヒリヒリした、良い緊張感の中でプレーできた」と振り返った。

 そして、次戦10月6日の再戦について渡邊は「今シーズンにああいう形でたくさんプレーができると思うと、今日試合終わったばっかりですけど、もう明日の試合が楽しみです」とこの環境でバスケットボールができることへの喜びを口にした。

構成●THE DIGEST編集部

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