8月27日、新たにBリーグの千葉ジェッツに加入した渡邊雄太が入団会見に臨んだ。
世界最高峰のNBAで日本人最長となる6シーズンを戦い抜いた29歳に対し、Bリーグ(B1・B2合計)38チームのうち、実に20以上のチームが獲得に興味を示したという。
その中から千葉を選んだ理由を渡邊は、「どこよりも熱量をくれた」点と、NBAのサバイバルを生き抜く過程で悩まされた「メンタル面の問題を全力でサポート」すると力説してくれた点の2つを挙げた。
パリオリンピックでの激闘から早3週間以上が経過し、しばしの休息を挟んですでにチーム練習にも参加。「コンディションに関しては休んでいた分少し落ちている部分がある」と語るが、大会期間中に抱えていた故障は「心配ない」状態で、「プレシーズンにはプレーしたいと思っているので、そこに向けて調整中というところです」と語った。
千葉ジェッツの今季開幕は10月5日(土)、新アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」(ららアリーナ 東京ベイ)に同地区の強敵・宇都宮ブレックスを迎える。
プレシーズンでは9月15日(日)と16日(月・祝)に同アリーナでサンロッカーズ渋谷、韓国のソウルSKナイツと2連戦、29日(日)に新潟県新発田市で秋田ノーザンハピネッツと対戦。調整が順調に進めば、このいずれかの試合で“ジェッツの渡邊”がデビューすることになりそうだ。
一方、今季から“国内組”になる渡邊には、日本代表の中心としてもますます期待がかかる。
これまではNBAシーズン中のワールドカップ予選などは参加することができず、オフシーズンの間のみ代表に合流するという形だった。渡邊は自身が不在の間、日の丸を背負って戦った国内組に感謝を述べている。
「今まで、シーズン中にもかかわらずBリーガーの方たちが、日本代表として国内でプレーしたりとか、海外まで行ってプレーしたりと大変なスケジュールをこなしてくれたからこそ、僕らアメリカでやっている選手が、夏の間だけ帰ってきてワールドカップやオリンピック、そういった大きな大会に参加できるというところがあった。
僕もこれからBリーグでプレーする身として、招集された時にはしっかりと期待に応えられるように全力でやっていければ。たぶん自分がやるにつれて余計に、どれだけ今までBリーガーが大変な思いをしながら、予選を通過していってくれたのか感じると思うので、そういった意味でも感謝の気持ちを持ちながらプレーしていけたらなと思います」
4年後のロサンゼルス五輪で3大会連続の出場、そして今回果たせなかった悲願のベスト8進出を目指す日本代表。そのためには2027年のカタールW杯で再びアジア勢1位になる必要があり、W杯に出るためには来年11月から約15か月間にわたって行なわれる過酷なアジア予選を勝ち抜かなければならない。
次の代表戦は、約3か月後に控える11月21日(対モンゴル@ホーム)と24日(対グアム@アウェー)のアジアカップ予選Window2。来年8月にサウジアラビアで開催されるアジアカップの出場16チームに、W杯アジア予選の出場権が与えられるだけに、ここでの敗退は絶対に許されない。
八村塁はもちろん、今季からNBA挑戦で“海外組”となる河村勇輝や富永啓生らも同予選は不参加が濃厚とあって、渡邊には引き続き攻守の要としての働きが求められそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
渡邊雄太が正式にBリーグの一員に!千葉ジェッツ入団の決め手は「熱量」と「メンタル面のサポート」<DUNKSHOOT>
世界最高峰のNBAで日本人最長となる6シーズンを戦い抜いた29歳に対し、Bリーグ(B1・B2合計)38チームのうち、実に20以上のチームが獲得に興味を示したという。
その中から千葉を選んだ理由を渡邊は、「どこよりも熱量をくれた」点と、NBAのサバイバルを生き抜く過程で悩まされた「メンタル面の問題を全力でサポート」すると力説してくれた点の2つを挙げた。
パリオリンピックでの激闘から早3週間以上が経過し、しばしの休息を挟んですでにチーム練習にも参加。「コンディションに関しては休んでいた分少し落ちている部分がある」と語るが、大会期間中に抱えていた故障は「心配ない」状態で、「プレシーズンにはプレーしたいと思っているので、そこに向けて調整中というところです」と語った。
千葉ジェッツの今季開幕は10月5日(土)、新アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」(ららアリーナ 東京ベイ)に同地区の強敵・宇都宮ブレックスを迎える。
プレシーズンでは9月15日(日)と16日(月・祝)に同アリーナでサンロッカーズ渋谷、韓国のソウルSKナイツと2連戦、29日(日)に新潟県新発田市で秋田ノーザンハピネッツと対戦。調整が順調に進めば、このいずれかの試合で“ジェッツの渡邊”がデビューすることになりそうだ。
一方、今季から“国内組”になる渡邊には、日本代表の中心としてもますます期待がかかる。
これまではNBAシーズン中のワールドカップ予選などは参加することができず、オフシーズンの間のみ代表に合流するという形だった。渡邊は自身が不在の間、日の丸を背負って戦った国内組に感謝を述べている。
「今まで、シーズン中にもかかわらずBリーガーの方たちが、日本代表として国内でプレーしたりとか、海外まで行ってプレーしたりと大変なスケジュールをこなしてくれたからこそ、僕らアメリカでやっている選手が、夏の間だけ帰ってきてワールドカップやオリンピック、そういった大きな大会に参加できるというところがあった。
僕もこれからBリーグでプレーする身として、招集された時にはしっかりと期待に応えられるように全力でやっていければ。たぶん自分がやるにつれて余計に、どれだけ今までBリーガーが大変な思いをしながら、予選を通過していってくれたのか感じると思うので、そういった意味でも感謝の気持ちを持ちながらプレーしていけたらなと思います」
4年後のロサンゼルス五輪で3大会連続の出場、そして今回果たせなかった悲願のベスト8進出を目指す日本代表。そのためには2027年のカタールW杯で再びアジア勢1位になる必要があり、W杯に出るためには来年11月から約15か月間にわたって行なわれる過酷なアジア予選を勝ち抜かなければならない。
次の代表戦は、約3か月後に控える11月21日(対モンゴル@ホーム)と24日(対グアム@アウェー)のアジアカップ予選Window2。来年8月にサウジアラビアで開催されるアジアカップの出場16チームに、W杯アジア予選の出場権が与えられるだけに、ここでの敗退は絶対に許されない。
八村塁はもちろん、今季からNBA挑戦で“海外組”となる河村勇輝や富永啓生らも同予選は不参加が濃厚とあって、渡邊には引き続き攻守の要としての働きが求められそうだ。
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