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「20点取りたい、という選手はいない」初戦勝利の“タレント軍団”千葉J、富樫勇樹は仲間の献身的な姿勢を称賛「1勝を掴むためにプレーできる集まり」

THE DIGEST編集部

2024.10.06

PGとしてチームを率いる富樫。写真:田中研治(THE DIGEST 写真部)

 Bリーグ千葉ジェッツは10月5日、新本拠地「LaLa arena TOKYO-BAY」で宇都宮ブレックスとの開幕節初戦に臨み、91-84で勝利した。

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 日本代表の富樫勇樹、原修太ら頂点を知るメンバーをはじめ昨季新人王の金近廉などを擁し、昨季ポストシーズン4強入りをした強豪千葉J。今季はNBAメンフィス・グリズリーズから渡邊雄太、豪リーグNBLからディー・ジェイ・ホグが加入するなど4シーズンぶりの優勝に向け充実のラインナップで開幕を迎えた。

 試合は第1Qからホグ、富樫、渡邊らが得点するなど千両役者が順調な滑り出しを見せると原、金近も続きバランスの良い攻撃で大量リードを奪う。第2Qには昨季レギュラーシーズンMVPの宇都宮のエースD.J・ニュービルに15得点を許すも、千葉Jもホグ、渡邊の得点で詰め寄らせず。結果的にニュービルに35得点を献上したが、スタメン5人を含む6選手が二桁得点を挙げた千葉Jが総合力で上回った。

 ゲームハイタイの8アシストで味方の好機を演出した富樫は、試合後にタレント揃いのチームでプレーすることについて「プレシーズンを重ねていく上でお互いの良さっていうかバランスっていう部分ですごく良くなったと思う。あれだけのメンバーはもちろんいますけど、本当に誰も20点取りたいとかそういう気持ちを持っている選手はいない。目の前の1勝を掴むために努力、プレーできる集まりだと思う」とチームファーストの選手らであることを強調した。

 そして、「勝利を重ねていく上でより良いチームを作っていけると思っている。試合内容どうこうも色々ありますけど、本当に勝つこと、勝ち切ることを今シーズン意識していきたい」とキャプテンとして、司令塔としての考えを示した。

構成●THE DIGEST編集部

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