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「カリーとグリーンは今なお危険な存在」ウォリアーズOBのデイビスが古巣愛を語る「今のチームが好きなんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.10.21

カリー(中央)、グリーン(右)、そしてカーHC(左)が健在な限り、ウォリアーズが侮れない存在であることは間違いない。(C)Getty Images

 昨季のゴールデンステイト・ウォリアーズは46勝36敗(勝率56.1%)でウエスタン・カンファレンス9位タイにつけるも、プレーイン・ゲームでサクラメント・キングスに敗れプレーオフ不出場。オフにはクレイ・トンプソンが退団し、一時代が終焉を迎えたことで、今季の上位進出を期待する声もほとんど聞かれなくなっている。

 そうしたなか、チームは現地時間10月5日からスタートしたプレシーズンマッチを、リーグベストの6戦無敗でフィニッシュ。

 今季の予想先発ラインナップは、ステフィン・カリーとドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズにブランディン・ポジェムスキー、ジョナサン・クミンガの5人。ベンチにはオフに補強したベテランのカイル・アンダーソンとバディ・ヒールド、ディアンソニー・メルトン、さらにはゲイリー・ペイトン二世やトレイス・ジャクソン・デイビス、モーゼス・ムーディー、ケボン・ルーニーも控えていて、昨季と同等、あるいはそれ以上の選手層の厚みがある。

「カイル・アンダーソンとバディ・ヒールドの加入はいい動きだったと思う。彼らなら勝利を重ねていく助けをしてくれる」
 
 そう語ったのはウォリアーズOBで、2007年には第8シードながらプレーオフ1回戦で第1シードのダラス・マーベリックスをアップセットする原動力となったバロン・デイビス。10月20日に米メディア『Clutch Points』のインタビューに答えたデイビスは、今季のウォリアーズが周囲の下馬評を上回る好成績を残すと予想しつつ、なかでも新加入したシューターのヒールドに期待を寄せていた。

「ヒールドはリーグでもトップ3に入るシューターで、ステフにはそういう選手が必要なんだ。ドレイモンドにとっても、チームを進化させる存在を求めていたと思う。もちろん、ステフとドレイモンドは今もなお危険な存在だ。私は今のウォリアーズが好きなんだ」

 ウォリアーズは23日(日本時間24日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦からレギュラーシーズンがスタートする。スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)をはじめとするコーチングスタッフの采配もカギではあるものの、今季もこのチームは魅力的なロスターを構築して、リーグを盛り上げてくれそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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