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NBA

ウォリアーズが大勝発進!カリーに次ぐ2番手の台頭に指揮官も好感触「彼は最高のシーズンを送る準備ができている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.10.25

開幕戦でウォリアーズの勝利に貢献したウィギンズ(左)とヒールド(右)。(C)Getty Images

開幕戦でウォリアーズの勝利に貢献したウィギンズ(左)とヒールド(右)。(C)Getty Images

 現地時間10月23日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ポートランド・トレイルブレイザーズとのアウェーゲームを140-104で大勝し、今季開幕戦を白星で飾った。

 チーム全体でフィールドゴール成功率51.6%(48/93)、3ポイント成功率41.7%(20/48)と、持ち前のシュート力を存分に発揮したウォリアーズは、流麗なボールムーブメントから計38本のアシストを記録。

 プレシーズンを6戦全勝で終えたチームにとって、唯一気がかりだったのはステフィン・カリーに次ぐ第2オプションの存在だった。昨季はカリーが平均26.4点をマークしたが、それに次ぐ17.9点をあげたクレイ・トンプソンは今夏にダラス・マーベリックスへ移籍。36歳のカリーへの負担増加が懸念されていた。

 そうしたなか、この開幕戦ではカリーがフィールドゴール成功率40.0%(4/10)と本調子ではなかったが、アンドリュー・ウィギンズが同成功率53.3%(8/15)、3ポイント成功率57.1%(4/7)で20得点を稼ぎ勝利に貢献した。
 
「ウィグズは素晴らしかったね。これこそ我々が彼に期待していたことだ。今の彼は心に悩みや不安がない状態で、素晴らしいシェイプにあり、キャリアのピークにある。最高のシーズンを送る準備ができていると思うよ」

 スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は在籍6年目のフォワードをそう称え、さらにこうも話していた。

「今夜の彼は7本のうち4本も(3ポイントを)決めた。しかもリムへアタックし、トランジションからいくつかレイアップも決めていた。我々はあらゆるスポットから点を取れるウィグズの能力が大好きなんだ」

 ウォリアーズは計7選手が2桁得点を奪取。スターターではウィギンズに加え、カリーが17得点、9リバウンド、10アシスト、2スティール、トレイス・ジャクソン・デイビスが14得点、ジョナサン・クミンガが10得点、ドレイモンド・グリーンも8得点、6リバウンド、2ブロックで貢献した。

 もっとも、この日のトップスコアラーはウィギンズでもカリーでもない。新天地デビューでベンチから22得点をマークしたバディ・ヒールドだ。31歳のウイングは、14分44秒の出場ながらフィールドゴール成功率66.7%(8/12)、3ポイント成功率71.4%(5/7)と高精度なショットを繰り出し、チームの起爆剤となった。
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