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「彼はゲームをマスターしている」。指揮官から絶賛されたレブロンが引退時期に言及「ボロボロになるまでプレーするつもりはない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.11.15

22年目の今季も第一線で活躍するレブロン。12月30日には40歳の節目を迎える。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは、現地時間11月13日のメンフィス・グリズリーズ戦を128-123で制して3連勝、ホームのクリプトドットコム・アリーナでは今季6戦無敗をキープしている。

 この日はアンソニー・デイビスが21得点に両チーム最多の14リバウンド、3ブロック、八村塁が19得点、7リバウンド、3アシスト、5本の3ポイントすべてを成功させた新人のダルトン・コネクトが19得点、3アシスト、オースティン・リーブスが18得点、6アシストを記録。

 もっとも、チームが3連勝を飾った最大の要因はレブロン・ジェームズの爆発にほかならない。「彼はゲームをマスターしている。我々は彼なしでは試合に勝てない」とJJ・レディックHC(ヘッドコーチ)が称えたように、ゲームハイの35得点、12リバウンドに14アシストの働きでチームを勝利に導いた。

 30得点超えのトリプルダブル(TD)はこの試合で通算40度目に達しただけでなく、8日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦(21得点、12リバウンド、13アシスト)、10日のトロント・ラプターズ戦(19得点、10リバウンド、16アシスト)に続いて3試合連続のTDを達成。自身が34歳の時に残した記録を更新し、3戦連続TDのリーグ最年長記録(39歳319日)を打ち立てた。
 
「俺はただ辛抱し、自分へのディフェンスを利用しただけ。これまでずっとそうやってきた。俺は(試合の中で大事な)時間と得点する時を熟知している。ゲームにおける流れもね。だからこれといって新しいことはない」

 試合後にそう語った百戦錬磨の大ベテランは、今季も平均35.0分のプレータイムで、平均24.3点、8.1リバウンド、9.4アシストのオールラウンドな成績をマーク。フィールドゴール成功率52.4%、3ポイント成功率は45.9%とキャリアハイのペースを更新中だ。

 今季だけですでに4度、レギュラーシーズン通算116回目(歴代5位)のTDを記録し、今もなお絶大な影響力を誇る男はこうも話していた。

「俺は今この瞬間を生きている。コートに立って今でもハイレベルで大好きなゲームをプレーできるのはいい気分だ。フロアに足を踏み入れ、毎晩どんな形であろうとチームが成功するため助けようとしているだけだ」
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