11月21日と24日に行なわれた「FIBAアジアカップ2025予選Window2」。バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)はホームでモンゴル(同108位)に93-75、アウェーでグアム(同80位)に83-78で勝利を収め、来年2月の予選Window3を待たず、2025年8月に開催される「FIBAアジアカップ2025」の出場権を獲得した。
また、同結果をもって、2025年11月からスタートする「FIBAバスケットボール ワールドカップ2027アジア予選」の出場資格も得ることとなった。
現在の国際バスケットボールは、オリンピックの前年にワールドカップ(W杯)が行なわれる構図となっている。W杯の参加国数は2019年大会から32か国に。その枠は地域ごとに割り振られ、各地域内でのホーム&アウェー方式の予選で出場権が争われる(それぞれの枠は、アジア&オセアニア:8、アフリカ:5、アメリカ:7、ヨーロッパ:12)。
この枠を巡るW杯アジア予選が1年後から始まるのだが、これに参加できるのが今回のアジアカップ予選を勝ち抜いた16チームとなる。なお、アジアカップ本戦自体はW杯などその後の世界大会には影響しない。
日本代表の今後のスケジュールは以下の通りとなっている。
<FIBAアジアカップ2025予選>
Window3:2025年2月20日vs中国、2月23日vsモンゴル
<FIBAアジアカップ2025> 出場:16か国@サウジアラビア
2025年8月5日~17日
<FIBAワールドカップ2027アジア予選> 出場:16か国
※1次ラウンド(Window1~3)は16チームが4グループに分かれてホーム&アウェーの総当たり戦を実施。各グループ上位3チームが2次ラウンド(Window4~6)に進出。最終的にアジアから8チーム(開催国のカタールを含む)がW杯出場権を得る。
Window1:2025年11月24日~12月2日
Window2:2026年2月23日~3月3日
Window3:2026年6月29日~7月7日
Window4:2026年8月24日~9月1日
Window5:2026年11月23日~12月1日
Window6:2027年2月22日~3月2日
<FIBAワールドカップ2027> 出場:32か国@カタール
2027年8月27日~9月12日
<オリンピック2028> 出場:12か国@ロサンゼルス
2028年7月14日~
前述の通り、アジアカップの結果はW杯には関係ないため、来年2月の予選Window3と8月の本戦は、戦力の底上げと現時点の力量を図る腕試しの場と捉えられる。
より重要なのは同年11月から始まるW杯予選。前回の2023年大会は日本が開催国のひとつだったため出場が決定した状態での戦いだったが、2019年大会の予選は開幕から4連敗と、1次予選敗退の窮地に立たされた。
あとがない強豪オーストラリア戦で、初招集された当時大学生の八村塁とニック・ファジーカスの活躍で劇的勝利。勢いに乗った日本は予選8連勝を飾って、21年ぶりとなる自力でのW杯出場を決めた。
つまり今回も、当時のように熾烈なアジアでの戦いを潜り抜け、自力でW杯出場権を獲得しなければならない。そしてW杯で再びアジア最上位の結果を残すことで、2028年のロサンゼルス五輪の舞台に立てるのだ。
(※地区最上位を逃した場合、世界最終予選のチャンスもあるが、欧米の強豪が相手になるため突破の難易度は高い)
W杯予選の幕開けまで丸1年、成長あるのみだ。
構成●ダンクシュート編集部
バスケ男子、「4年後に期待!」の声も"4年後の切符"を手にするのは至難の業。2028年ロサンゼルス五輪へと続く道のり<DUNKSHOOT>
また、同結果をもって、2025年11月からスタートする「FIBAバスケットボール ワールドカップ2027アジア予選」の出場資格も得ることとなった。
現在の国際バスケットボールは、オリンピックの前年にワールドカップ(W杯)が行なわれる構図となっている。W杯の参加国数は2019年大会から32か国に。その枠は地域ごとに割り振られ、各地域内でのホーム&アウェー方式の予選で出場権が争われる(それぞれの枠は、アジア&オセアニア:8、アフリカ:5、アメリカ:7、ヨーロッパ:12)。
この枠を巡るW杯アジア予選が1年後から始まるのだが、これに参加できるのが今回のアジアカップ予選を勝ち抜いた16チームとなる。なお、アジアカップ本戦自体はW杯などその後の世界大会には影響しない。
日本代表の今後のスケジュールは以下の通りとなっている。
<FIBAアジアカップ2025予選>
Window3:2025年2月20日vs中国、2月23日vsモンゴル
<FIBAアジアカップ2025> 出場:16か国@サウジアラビア
2025年8月5日~17日
<FIBAワールドカップ2027アジア予選> 出場:16か国
※1次ラウンド(Window1~3)は16チームが4グループに分かれてホーム&アウェーの総当たり戦を実施。各グループ上位3チームが2次ラウンド(Window4~6)に進出。最終的にアジアから8チーム(開催国のカタールを含む)がW杯出場権を得る。
Window1:2025年11月24日~12月2日
Window2:2026年2月23日~3月3日
Window3:2026年6月29日~7月7日
Window4:2026年8月24日~9月1日
Window5:2026年11月23日~12月1日
Window6:2027年2月22日~3月2日
<FIBAワールドカップ2027> 出場:32か国@カタール
2027年8月27日~9月12日
<オリンピック2028> 出場:12か国@ロサンゼルス
2028年7月14日~
前述の通り、アジアカップの結果はW杯には関係ないため、来年2月の予選Window3と8月の本戦は、戦力の底上げと現時点の力量を図る腕試しの場と捉えられる。
より重要なのは同年11月から始まるW杯予選。前回の2023年大会は日本が開催国のひとつだったため出場が決定した状態での戦いだったが、2019年大会の予選は開幕から4連敗と、1次予選敗退の窮地に立たされた。
あとがない強豪オーストラリア戦で、初招集された当時大学生の八村塁とニック・ファジーカスの活躍で劇的勝利。勢いに乗った日本は予選8連勝を飾って、21年ぶりとなる自力でのW杯出場を決めた。
つまり今回も、当時のように熾烈なアジアでの戦いを潜り抜け、自力でW杯出場権を獲得しなければならない。そしてW杯で再びアジア最上位の結果を残すことで、2028年のロサンゼルス五輪の舞台に立てるのだ。
(※地区最上位を逃した場合、世界最終予選のチャンスもあるが、欧米の強豪が相手になるため突破の難易度は高い)
W杯予選の幕開けまで丸1年、成長あるのみだ。
構成●ダンクシュート編集部
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