現地時間12月10日(日本時間11日、日付は以下同)、ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムでオーランド・マジックとミルウォーキー・バックスによる「エミレーツNBAカップ」の準々決勝が行なわれた。
2枚看板のパオロ・バンケロとフランツ・ヴァグナーをケガ(いずれも右腹斜筋断裂)で欠くマジックは、8点ビハインドで迎えた第4クォーターに猛攻を仕掛け、残り6分48秒にジェイレン・サッグスの3ポイントプレーで同点(91-91)に追いつく。さらに試合時間残り1分13秒にウェンデル・カーターJr.のフリースロー2本で106-103と3点のリードを手にした。
しかし、バックスは直後のポゼッションでデイミアン・リラ―ドが左ウイングからステップバックスリーを決めて同点に。マジックはアンソニー・ブラックのフリースロー1本で勝ち越すも、そこからリラードがダンクとフリースロー2本を着実に決めてマジックを突き放し、バックスが114-109で競り勝った。
バックスは大黒柱のヤニス・アデトクンボがゲームハイの37得点、4ブロックに7リバウンド、2スティール、相棒のリラードが28得点、9アシスト、シックスマンのボビー・ポーティスが22得点、10リバウンド、4アシストを残し、準決勝と決勝が開催されるラスベガス行きを決めた。
昨年の大会、バックスはグループリーグ4連勝でノックアウトラウンド進出を果たしたものの、準決勝でインディアナ・ペイサーズにリードチェンジ16度の末に119-128で敗退。アデトクンボが6試合で平均29.0点、8.8リバウンド、5.8アシスト、フィルドゴール成功率64.6%をマークし、オールトーナメントチーム入りを飾ったとはいえ、頂点には手が届かなかった。
マジック戦後に前回大会について聞かれたエースは、「負けるのはいい気分じゃない。でも僕らは間違いなくあの負けから学んだ」とチームの成長を実感しているようだった。
ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は「これは大きな成果だ。これこそが我々が目指してきたこと。目標を設定し、それを達成しようとする。それがチームの姿だ。(ただ)我々の目標はラスベガスに行くことだけではない。この大会で優勝することだ。あと2試合残っているが、まずはその舞台に立つことが重要で、それを実現できた」と語った。
今季のバックスは開幕から2勝8敗と出遅れたものの、そこから巻き返し、10日時点でイースタン・カンファレンス6位の13勝11敗(勝率54.2%)と、プレーオフ出場圏内へと順位を上げてきた。
スランプから脱出し、ようやくエンジンがかかり始めた強豪はこの勢いを維持できるのか。チームは14日にアトランタ・ホークスとニューヨーク・ニックス(11日開催)の勝者と決勝進出をかけて激突する。
文●秋山裕之(フリーライター)
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