現地時間12月14日(日本時間15日)、オクラホマシティ・サンダーはTモバイル・アリーナ(ネバダ州ラスベガス)で行なわれたエミレーツNBAカップ2024の準決勝で、ヒューストン・ロケッツと激突した。
試合前の時点でウエスタン・カンファレンス首位のサンダー(19勝5敗/勝率79.2%)と3位のロケッツ(17勝8敗/勝率68.0%)は、今季の直接対決で1勝1敗の五分。ディフェンシブ・レーティングでサンダーがリーグトップの103.1、ロケッツが同2位の105.3と、強固な守備力を誇るチーム同士の対決となった。
試合は両チームともフィールドゴール成功率33.3%以下、3ポイント成功率21.1%以下とディフェンシブな展開のなか、ロケッツが42-41と1点リードで試合を折り返す。
ところが、後半に入ってサンダーが復調。シェイ・ギルジャス・アレキサンダーが20得点を奪うなどチーム全体でフィールドゴール成功率57.9%(22/38)、3ポイント成功率75.0%(9/12)、フリースロー成功率100.0%(17/17)とショットが面白いように決まり、最終スコア111-96でロケッツを撃破した。
サンダーはギルジャス・アレキサンダーがゲームハイの32得点に8リバウンド、6アシスト、5スティールとオールラウンドなゲームで牽引。さらにアイザイア・ハーテンスタインが21得点、8リバウンド、2アシスト、ジェイレン・ウィリアムズが20得点、5リバウンド、5アシスト、ルージェンツ・ドートが5本の長距離砲を含む19得点、9リバウンド、3スティールをマークした。
この試合で注目されていたのは、リーグ屈指のスコアラーであるギルジャス・アレキサンダーと、ロケッツが誇る守備巧者ディロン・ブルックスによるマッチアップ。両者はカナダ代表の主力でもあり、2023年のFIBAワールドカップ、今夏のパリオリンピックでも一緒に戦ってきた。
ギルジャス・アレキサンダーは試合後の会見で、相手のブルックスを称えながらこう話していた。
「楽しかったよ。それが自分のことを高めてくれるんだ。これこそ、このリーグそのもので、世界でもベストな相手と競い合える。彼はディフェンス面でその位置にいるからね。それに僕は自分がオフェンス面で最高レベルにあると思っているんだ。だから彼と対戦することで、自分の現在地を知るチャンスを与えてくれる。いいテストなのさ。そこで僕は今日、ものすごく上手くやっていたんだ」
今回は個人・チームともギルジャス・アレキサンダーに軍配が上がったが、このままブルックスが黙っているとは思えない。両者は今後も見応えのあるマッチアップを繰り広げてくれそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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試合前の時点でウエスタン・カンファレンス首位のサンダー(19勝5敗/勝率79.2%)と3位のロケッツ(17勝8敗/勝率68.0%)は、今季の直接対決で1勝1敗の五分。ディフェンシブ・レーティングでサンダーがリーグトップの103.1、ロケッツが同2位の105.3と、強固な守備力を誇るチーム同士の対決となった。
試合は両チームともフィールドゴール成功率33.3%以下、3ポイント成功率21.1%以下とディフェンシブな展開のなか、ロケッツが42-41と1点リードで試合を折り返す。
ところが、後半に入ってサンダーが復調。シェイ・ギルジャス・アレキサンダーが20得点を奪うなどチーム全体でフィールドゴール成功率57.9%(22/38)、3ポイント成功率75.0%(9/12)、フリースロー成功率100.0%(17/17)とショットが面白いように決まり、最終スコア111-96でロケッツを撃破した。
サンダーはギルジャス・アレキサンダーがゲームハイの32得点に8リバウンド、6アシスト、5スティールとオールラウンドなゲームで牽引。さらにアイザイア・ハーテンスタインが21得点、8リバウンド、2アシスト、ジェイレン・ウィリアムズが20得点、5リバウンド、5アシスト、ルージェンツ・ドートが5本の長距離砲を含む19得点、9リバウンド、3スティールをマークした。
この試合で注目されていたのは、リーグ屈指のスコアラーであるギルジャス・アレキサンダーと、ロケッツが誇る守備巧者ディロン・ブルックスによるマッチアップ。両者はカナダ代表の主力でもあり、2023年のFIBAワールドカップ、今夏のパリオリンピックでも一緒に戦ってきた。
ギルジャス・アレキサンダーは試合後の会見で、相手のブルックスを称えながらこう話していた。
「楽しかったよ。それが自分のことを高めてくれるんだ。これこそ、このリーグそのもので、世界でもベストな相手と競い合える。彼はディフェンス面でその位置にいるからね。それに僕は自分がオフェンス面で最高レベルにあると思っているんだ。だから彼と対戦することで、自分の現在地を知るチャンスを与えてくれる。いいテストなのさ。そこで僕は今日、ものすごく上手くやっていたんだ」
今回は個人・チームともギルジャス・アレキサンダーに軍配が上がったが、このままブルックスが黙っているとは思えない。両者は今後も見応えのあるマッチアップを繰り広げてくれそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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