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「エンビードはもう切れ」低迷するシクサーズにアリナスが再建の勧め「彼らを放出してしまえばいい」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.12.23

低迷するシクサーズについて、アリナスがエンビード(右)&ジョージ(左)を放出して再建すべきとぶち上げた。(C)Getty Images

 フィラデルフィア・セブンティシクサーズはジョエル・エンビード、ポール・ジョージ、タイリース・マキシーの強力ビッグ3を擁しながら、ここまで9勝16敗でイースト12位とプレーイン・トーナメント進出圏内さえ危うい状況にいる。主力に故障が多いということもあり、ギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)はエンビードとジョージの放出を勧めている。

 シクサーズは今季開幕前の9月、2023年のシーズンMVPである大黒柱のエンビードと3年総額1億9290万ドル(約302億円)のMAX額で延長契約を締結。昨季オールスター初出場を果たした俊英マキシーとのデュオに加え、FA市場からスターのジョージを獲得し、優勝候補の一角としてシーズンに臨んだ。

 しかし、蓋を開けてみれば、エンビードはヒザのケガと地元記者とのトラブルによる出場停止で出遅れ、ここまで出場はわずか7試合。ジョージは左ヒザの骨挫傷、マキシーも右ハムストリングの負傷による欠場で足並みが揃わず、5連敗をすでに2度喫するなど、波に乗れていない。
 
 副鼻腔を骨折したエンビードは、1試合の欠場を挟んで迎えた現地時間12月20日(日本時間21日、日付は以下同)のシャーロット・ホーネッツ戦で、黒のフェイスガードを着けながらのプレーでゲームハイの34得点(フィールドゴール12/24、3ポイント2/4、フリースロー8/9)、9アシストをマークし108-98の勝利に貢献。それでも、平均22.3点、7.3リバウンド、フィールドゴール成功率42.9%ではまだまだ物足りないだろう。

 かつてデンバー・ナゲッツなどで活躍したケニョン・マーティンは、アリナスがホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』に出演した際、シクサーズについて「今シーズンは捨ててドラフトに備えるべき?そう思う。いろいろ考えるべきだ。ビッグ・フェラ(エンビード)は健康になれ」と指摘。

 シクサーズはエンビードと2028-29シーズンまで、ポール・ジョージとは2027-28シーズン(最終年はプレーヤーオプション)まで高額契約が残る。そのなかで"辛口批評"で知られるアリナスは、ベテラン2人に厳しい見解を突き付けた。
 
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アリナスがシクサーズの解体を推奨