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NBA

「レブロンと“同じ言葉”を話さないと、彼は話を聞いてくれない」元選手が語るレイカーズHCのレディックと、前任ハムの相違点<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.12.26

ハム(右)はHC就任から2年連続でチームをプレーオフに導くも、昨季終了後に解任。後任には元NBA選手のレディック(左)が就いた。(C)Getty Images

ハム(右)はHC就任から2年連続でチームをプレーオフに導くも、昨季終了後に解任。後任には元NBA選手のレディック(左)が就いた。(C)Getty Images

“キング”レブロン・ジェームズとリーグ有数のビッグマン、アンソニー・デイビスの2枚看板擁するロサンゼルス・レイカーズは、今年6月に元NBA選手のJJ・レディックを新HC(ヘッドコーチ)に招聘。コーチ経験を持たない40歳の新人HCの下で新たなスタートを切った。

 チームは過去、ダービン・ハム体制下でプレーイン・トーナメントから2年連続でプレーオフに進出。就任初年度の2023年は第7シードながら、優勝した20年以来となるカンファレンス決勝まで勝ち進むも、昨季はファーストラウンド敗退に終わった。

 ハムは2年間でレギュラーシーズン通算90勝74敗(勝率54.7%)、プレーオフでは9勝12敗(同42.9%)を記録したが、選手との確執も報じられ、今年5月にフロントは「今季(2023-24シーズン)を踏まえてベストの策」として解任を発表。契約を2年残した段階で職を追われた指揮官は、現在はミルウォーキー・バックスでAC(アシスタントコーチ)を務めている。

 2000年代にワシントン・ウィザーズなどで活躍した元選手のギルバート・アリナスは、自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「ハムは昨季47勝をあげた。これは過去13年で、優勝した(19-20)シーズンを除けば最多だ」と指摘。その上で、「JJ(レディックは今の時点で)はダービン・ハムの1年目(43勝39敗/勝率52.4%)よりも勝率が高い」と、後任のレディックHCを引き合いに出して2人の違いに触れた。
 
「正直、スター選手はコーチより賢いだろう?スター選手が自分(コーチ)より賢いというのは、それはそれで大変な仕事なんだ。レブロンのエゴと向き合わないといけない。彼のバスケットボールに問いかけないといけない。彼のバスケットボールIQはとてつもなく高いからね。レブロンと“同じ言葉”を話さないと、彼は話を聞いてくれないだろう。JJがハムより賢い理由?座って彼と対話しているからさ。JJの言ったことが心に響いたんだろう」

 03年のプロ入りから昨季までの21年間で優勝4回、ファイナル&シーズンMVP4回、オールNBAチーム選出20回など数々の栄冠を手にしたレブロンとなれば、その影響力はコーチをはるかに上回る。ハムには、レブロンを納得させるだけの手腕と知性がなかったとアリナスは考えているようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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