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「3rdチームを新たに加えるべき」好調サンダーの主軸ウィリアムズがディフェンス面のアウォード追加を提案<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.01.15

ウィリアムズがDOPYとオールディフェンシブチームの枠拡大を訴えた。(C)Getty Images

 オクラホマシティ・サンダーは、現地時間1月14日(日本時間15日、日付は以下同)にフィラデルフィア・セブンティシクサーズを118-102で下して3連勝を飾り、今季成績を33勝6敗(勝率84.6%)とした。

 ここまでフランチャイズ史上最高勝率を残すなどハイペースで白星を量産しているサンダーは、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)がゲームハイの32得点、9アシストに2スティール、J-Dubことジェイレン・ウィリアムズが24得点、6アシスト、3スティール、ケイソン・ウォーレスが18得点、5リバウンド、4アシスト、アイザイア・ジョーが10得点をマーク。

 チームの中心はMVP候補のSGAだが、3年目のウィリアムズも39試合の出場で平均20.6点、5.7リバウンド、5.2アシスト、1.8スティールの好成績を残している。サンダーがウエスト首位を快走していることを考えれば、SGAだけでなくウィリアムズも来月行なわれるオールスターのメンバーに選出される可能性は大いにあるだろう。

 そんななか、ウィリアムズが14日に公開されたポッドキャスト番組『The Young Man and The Three』に出演。ディフェンシブ・レーティング102.9でリーグベストを誇るチームの主軸が、アウォードについて持論を展開した。
 
「オフェンス面(オールNBAチーム)は3チームあるのに、ディフェンスはなぜ2チームなのか。だから(オール)ディフェンシブ3rdチームを新たに加えるべきだと思う」

 オールNBAチームはNBAの前身であるBAA(Basketball Association of America)時代の1946-47シーズンから1st、2ndの計10選手がセレクトされ、1988-89シーズンから3rdチームが導入。現在はスーパーMAX契約締結の条件にもなるなど、重要なアウォードとなっている。

 一方のオールディフェンシブチームは1968-69シーズンに導入されたが、現在に至るまで1st、2ndの2チームとなっている。

 ウィリアムズはオールディフェンシブチームの枠が少ないため、同僚のルージェンツ・ドートのように、チームメイトや対戦相手から評価されている守備巧者たちが落選していると指摘した。

「彼は間違いなく受賞すべき選手。少なくとも、僕がここ(サンダー)に来てからの3年間で、彼は毎試合ハードなマッチアップをしてきた。それなのにどうして彼が選ばれないのか理解に苦しむよ。彼ら(リーグ)は(オールディフェンシブ)3rdチームを新たに加えるべきだし、最優秀守備選手賞(DPOY)もふたつ設けるべきだと思う」
 
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「(DPOYは)ビッグマンとガードに与えられるといいね」とウィリアムズ