Bリーグ『ALL-STAR GAME』が１月19日、LaLa arena TOKYO-BAY（千葉県）で行なわれ、地元千葉ジェッツの渡邊雄太率いる「B.WHITE」が勝利した。

　MVPには富樫勇樹（千葉ジェッツ）が６大会ぶり２度目に輝いた。受賞後には「船橋（で開催）ということで、僕が選ばれると思ってました」と笑いを誘いながらも「この会場でオールスターをできたことが本当に幸せでした」と続け、ブースターに感謝を伝えた。

【画像】LaLa arena TOKYO-BAYで夢の共演！B.LEAGUE ALL-STAR GAMEを華やかに彩った各クラブチアリーダーを特集！（Part１） 　ファン投票では全体トップの57万票超を獲得しスターティングメンバ―に選ばれた富樫。チーム本拠地である船橋市での開催となった今年、試合前から「どんな手を使ってでもMVPを獲る」と公言していた。

　試合後には「雄太は結構ことあるごとに目が合ってパスしようとしてくれて。僕はそんなに今日は（積極的にプレーする気はなく）、コーナーに待機していることも多かった」と語ったが、第１Qから３ポイントシュートを放ち沈めたほか、アシストやスティール、ディフェンスでのハッスルと攻守にわたり活躍を見せた。渡邊とともにチーム最多タイの21分16秒の出場で15得点３アシスト１リバウンドを記録した。

　MVP候補に選ばれた富樫は、同じく候補に選ばれた渡邊、吉井裕鷹（三遠ネオフェニックス）、須田侑太郎（シーホース三河）の後押しもあり、ファンから55％と圧倒的な支持を得て栄冠に輝いた。

　試合後には「１回目ほどきれいな感じのMVPではなかったかもしれないですけど」と苦笑しながらも今回のオールスターを以下のように振り返った。

「今まで９回出ている中で、『B.WHITE』は一番遠慮して誰もシュート打たないみたいな空気が無かったので、出場したオールスターの中では体感としては一番ボールを触っていない感覚。なのでMVPという意味で難しかったのもありますけど、すごく楽しい２日間でした」

　また、今年初めて本拠地でのオールスターに出場できたことについては、「千葉ジェッツで10年プレーさせていただいてて、この船橋でオールスターでプレーできる、そしてMVPを獲得できたっていうのは、10年間プレーしてきた船橋の方々のプレゼントなのかなっていう気持ちもありますし、たくさんの人が投票してくれたおかげ」と話した。

取材・文●谷健生（THE DIGEST編集部）

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