現地時間１月18日（日本時間19日、日付は以下同）、ゴンザガ大はホームのマッカーシー・アスレティックセンターでサンタ・クララ大と対戦し、99－103で惜敗した。

　この日、会場のワシントン州スポケーンには同大を代表するOB、ドマンタス・サボニス（サクラメント・キングス）が来場。試合前、サボニスの背番号11の永久欠番を祝福するセレモニーが開催された。

　ゴンザガ大で2014－15、15－16シーズンと２年間プレーしたサボニスは、計74試合の出場で平均26.6分、13.5点、9.4リバウンド、1.3アシストにフィールドゴール成功率63.2％を記録。通算694リバウンドは同大史上11位、フィールドゴール成功率は堂々の歴代トップを誇っている。

　同大を指揮して25年目のマーク・フューHC（ヘッドコーチ）は、セレモニーでサボニスに最大級の賛辞を送っていた。

「彼は究極のザグ（ゴンザガ大の愛称）出身選手であり、歴代最高の１人。彼は当時、そして今もなお恐ろしいほどの競争心の持ち主。彼はコート内外で過酷な練習をこなしてきた。それに、このコートへ立った歴代最高のチームメイトでもあった」
  　ゴンザガ大で永久欠番になるのはサボニスが６人目。フランク・バージェス（44番）、ジョン・ストックトン（12番／元ユタ・ジャズ）、アダム・モリソン（３番／元シャーロット・ボブキャッツ／現ホーネッツほか）、ケリー・オリニク（13番／トロント・ラプターズ）、ダン・ディッカウ（21番／元アトランタ・ホークスほか）に次ぐ快挙だ。

　NCAAトーナメント常連校でもあるゴンザガ大は、これまでにもNBA選手たちを多数送り込んでいる。現役ではサボニスを筆頭にジェイレン・サッグス（オーランド・マジック）、八村塁（ロサンゼルス・レイカーズ）、チェット・ホルムグレン（オクラホマシティ・サンダー）、アンドリュー・ネムハード（インディアナ・ペイサーズ）らがおり、彼らはいずれも所属チームで先発、あるいはローテーション入りしている。

　もちろん、同大出身で最大の出世頭はストックトン。ポイントガードとしてNBAでジャズ一筋19シーズンもプレーし、通算１万5806アシスト、3265スティールはいずれも歴代トップの数字で、2009年にバスケットボール殿堂入り、2021年には75周年記念チームにも選ばれた。