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「ルイ・ハチムラにはPFの自覚がない」八村塁&レイカーズの問題点をアリナスが指摘「もっとリバウンドを取らないと」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.01.20

八村、そしてレイカーズの課題をアリナスが指摘した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは、現地時間12月29日(日本時間30日、日付は以下同)にディアンジェロ・ラッセルを放出して、ブルックリン・ネッツからドリアン・フィニー・スミスとシェイク・ミルトンを獲得した。しかし、チームはトレード後も4勝4敗と波に乗れておらず、ギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)はレイカーズが抱える課題を指摘している。

 1月18日時点でレイカーズは22勝17敗でウエスタン・カンファレンス6位。開幕3連勝、昨年11月には6連勝もあったが、勝っては負ける浮き沈みの激しいシーズンを送っている。

 個人スタッツで見れば、アンソニー・デイビスが平均25.8点、11.9リバウンド、2.1ブロックと攻守を牽引し、40歳となったレブロン・ジェームズも平均23.8点、7.5バウンド、8.8アシストの成績。チーム全体で平均111.5点はリーグ17位、平均113.8失点がリーグ18位、得失点差は-2.3でリーグ21位となっている。

 スコアラーのラッセルを放出し、3ポイントとディフェンスに定評のあるフィニー・スミスを獲得したが、6試合すべてでベンチスタート。新天地では3ポイント成功率40.9%を記録しているものの、平均6.8点、3.2リバウンドにとどまり、出場試合でチームは2勝4敗とやや下降傾向にある。

 元NBA選手のアリナスは自身のポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、1試合平均41.0リバウンドがフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(39.3本)、ブルックリン・ネッツ(40.1本)に続いてリーグワースト3位であることを問題視している。
 
「本当の問題はブロン(レブロン)とデイビス以外にサイズがないことだ。ルイ・ハチムラが"自分がパワーフォワードだ"という自覚がないのが、リバウンドの本当の問題だ。彼は自分がパワーフォワードだと思っていないと思う」

 主力クラスで見ると、最も身長が高いのはデイビスの208cm。次にレブロンが206cm、八村が203cmでそれに続く形だ。しかし、八村はキャリアハイペースの平均32.3分プレーしているものの、平均リバウンドは5.2本。サイズや身体能力を考えれば、もっと数字を伸ばせても不思議はない。

 アリナスも「レイカーズで1試合10分以上プレーしているベンチプレーヤー6人のうち、ジャクソン・ヘイズ(213cm)だけが唯一の身長203cm以上だ」と指摘している。

「ブロンは40歳だ。ルイはもっと(リバウンドを)取らないといけない。彼はリバウンドを取りに行くべき男だ。ADがいなくなったら、レイカーズはリバウンドでイニシアチブを取れない。ベンチはガードばかりだ」

 レイカーズの2024-25シーズンの命運は、キャリア6年目の八村が握っていると言っても過言ではないかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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