専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

バトラーがヒートで100%の力を発揮することはもうない?元選手が予想「勝敗がかかった場面で、彼がシュートを打つと思うか?」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.01.21

今季のトレード・デッドラインは2月6日。はたしてバトラーは期限までにヒートから移籍するのか。(C)Getty Images

今季のトレード・デッドラインは2月6日。はたしてバトラーは期限までにヒートから移籍するのか。(C)Getty Images

 マイアミ・ヒートのジミー・バトラーは、現地時間1月17日(日本時間18日)に7試合の出場停止処分が解け、戦列に復帰した。これまで通りスタメンで起用されているが、元NBA選手のギルバート・アリナスは、バトラーがヒートで100%の力を発揮することはもうないと予想している。

 2011年にNBA入りしたバトラーは、13年間のキャリアでオールスターに計6回出場、オールNBA2ndチーム選出1回、同3rdチーム選出4回、オールディフェンシブ2ndチーム選出5回を誇る、現役屈指のオールラウンダーだ。

 その実力はリーグ指折りだが、これまで所属してきたシカゴ・ブルズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズではヘッドコーチやチームメイトとの確執や不仲が報じられ、結果的にトレードされてきた。

 ヒートには、19年夏に4チーム間のトレードで加入。バトラー獲得後にチームは5年連続でプレーオフに進出し、20年、23年にNBAファイナルへ駒を進めた。ただ、今季の平均17.2点、5.3リバウンド、4.7アシスト、1.1スティールは在籍6年目でワーストペース。トレード要求を示唆するような発言も見受けられ、1月上旬に「チームに損害を与える行為を複数回行なった」として球団から7試合の出場停止処分を科された。
 
 17日の試合で復帰したものの、バトラーは依然としてトレードを希望しているとされる。アリナスは自身のポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、例え話を引き合いに出しつつ、バトラーについて言及した。

「従業員が不満を抱いているのなら、信頼する理由があるかい? もし俺があなたのために料理する立場で、俺にとってあなたがひどい上司だとしたら、俺が作る料理を本当に信頼できるか? 彼(バトラー)はここにいたくない。でも、彼が組織のために勝とうとしていると思い、コートに送り込まないといけない。勝敗がかかった場面で、彼がシュートを打つと思うか? それとも『さあ、バム(アデバヨ)。シュートを打て』とパスをするのか。彼のことは信用できない」

 アリナスは、バトラーがフロントの動きやトレードを待っている間は、自身のすべてをチームに捧げることはないと語った。

「トレードされるには、彼が自分の能力をフルに出し切るという確信がなければならない。(でも)彼は何もするつもりはないし、コートで中途半端なプレーをする彼がいても、チームのビジネスには何のプラスにもならない」

 バトラーは復帰初戦で18得点をあげるも、19日のサンアントニオ・スパーズ戦は8得点に終わった。35歳のオールラウンダーには、どのような未来が待ち受けているのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

「権威を軽んじてはいけない」ヒートOBが“反乱分子”バトラーに警鐘「契約しているんだから、試合に出てプレーしろ」<DUNKSHOOT>

バトラーがトレード志願もチーム一丸となるヒート。ヒーローらが内情を明かす「コート内外でケミストリーも最高」<DUNKSHOOT>
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号