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【現地レポート】NBAパリゲームズ開催間近!地元の英雄ウェンバンヤマを中心に高まるフランスのバスケ熱<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.01.23

母国凱旋で様々なイベントに引っ張りだこのウェンバンヤマ。NBAパリゲームズは日本時間24日と26日に行なわれる。(C)Getty Images

 現地時間1月23日と25日、フランスにて「NBAパリゲームズ2025」が開催される。

 NBAのレギュラーシーズンの試合がパリで行なわれるのは、2020年1月(ミルウォーキー・バックス116-103シャーロット・ホーネッツ)、23年1月(シカゴ・ブルズ126-108デトロイト・ピストンズ)、24年1月(クリーブランド・キャバリアーズ111-102ブルックリン・ネッツ)に続いて4度目。今年は、サンアントニオ・スパーズ対インディアナ・ペイサーズによる2試合が行なわれる。

 今回の目玉は、何と言ってもフランスの人気No.1プレーヤー、ヴィクター・ウェンバンヤマの凱旋だ。

「チームメイトのみんなが僕の国に関心を持ってくれることは、彼らが僕に与えてくれる最高の贈り物だ。だから僕も、彼らに自分にとって大切なものを全部紹介したいし、彼らがここにいる間、最高の時間を過ごせるようにしたい」

 スパーズのチームメイトとともに母国に凱旋した思いを尋ねられて、ウェンビーはそう語った。
 
 スパーズ、ペイサーズの両チームは20日の月曜日にパリに到着。ウェンビー擁するスパーズ一行は、そこから彼の出身クラブであるナンテールを訪れ、若い選手たちの視線を浴びながら最初のトレーニングを行なった。そしてその夜は、ウェンビーが案内したレストランで、ディナーを楽しんだようだ。

 翌日の火曜日は、ウェンバンヤマと選手、フロント数名は、彼が生まれ育ったパリ郊外、ベルサイユ宮殿近くの町ル・シネ=ロカンクールに出向き、バスケットボールコートの落成式に参加し、地元のキッズたちと交流した。

「誰もが気軽にアクセスできるバスケットボールコートを作りたい」というウェンビーの思いが形になったこのプロジェクトでは、総工費50万ユーロの一部をスパーズの基金がサポートしている。

 夜には、現在開催中のファッションウィークで、自身がイメージキャラクターを務めるルイ・ヴィトンのショーに出演。ブランドのイベントにチームの仲間たちも招待し、みんなで楽しい夜を過ごした。
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会場はパリ五輪決勝のアリーナ「戻ってこられて嬉しい」