2019-20シーズン、ロサンゼルス・レイカーズはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの2枚看板を中心に、10年ぶりにNBAの頂点に立った。
それから5年、今もロスターに残っているのはこの2人だけで、今季、彼らとともに先発を務めているのはオースティン・リーブス、八村塁(ともに26歳)、マックス・クリスティー(21歳)という若手たち。
ここまでチームは26勝18敗(勝率59.1%)でウエスタン・カンファレンス5位とまずまずの成績を残しているが、現地時間1月23日(日本時間24日、日付は以下同)に公開された『ESPN』のインタビューで、デイビスは首脳陣にビッグマンの補強を求めていた。
「俺たちには新たなビッグマンが必要だと思う。いつも俺は4番(パワーフォワード)を務めていた時にベストなプレーができていた気がする。もう1人のビッグマンがいることで、チームはうまく機能していた。ジャベール(マギー)とドワイト(ハワード)がいたことで、俺たちはチャンピオンシップを勝ち獲ったんだ」
近年はセンターを任されている208㎝・115㎏のデイビスだが、本人はPFでの起用を希望。レイカーズが獲得に興味を示しているのは、ヨナス・ヴァランチュナス(211㎝・120㎏/ワシントン・ウィザーズ)、ニコラ・ヴュチェビッチ(208㎝・118㎏/シカゴ・ブルズ)と言われている。
2月6日のトレード・デッドラインが刻一刻と近付くなか、NBAインサイダーのティム・マクマホン氏とブライアン・ウィンドホースト氏は、『The Hoop Collective Podcast』でレイカーズの補強案について言及した。
「AD(デイビス)にはセンターが必要だという話だが、バブル(2020年)で優勝した時は彼の隣にビッグマンがいた。でも、今のレイカーズが取れるセンターが、チームを優勝候補に押し上げると思うか?ヴァランチュナスがそれを実現できる?ヴュチェビッチがそれを可能にするか?」
マクマホン氏は、もしレイカーズがトレードでヴァランチュナスかヴュチェビッチを獲得できたとしても、今季の優勝候補に浮上することはないとコメント。
デイビスが語っていたように、優勝した20年のロスターには、ハワード(208㎝・120㎏)、マギー(213㎝・122㎏)という経験豊富なセンターがいた。彼らはディフェンスに定評があり、同年プレーオフのカンファレンス決勝ではデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチ、NBAファイナルではマイアミ・ヒートのバム・アデバヨのマークを担当し、リーグ制覇に一役買った。
一方、前述の2選手はオフェンスでは計算が立つものの、ディフェンス力は決して高くなく、ウィンドホースト氏はプラス面よりもマイナス面の方が大きいと語る。
「ヴァランチュナスは昨夏から(獲得が)噂されていた選手だ。レブロンが契約金を抑える代わりに獲得したい選手に彼の名前を挙げていたという報道もあった。でも、ヴァランチュナスはスイッチディフェンスが苦手だ。もしオースティン・リーブスとヴァランチュナスが同時にコートに出ていたら、相手チームは簡単に得点できるオプションをふたつも得ることになる」
ヴュチェビッチもヴァランチュナスと同様、優秀なディフェンダーとは言い難く、同氏は守備面でデイビスの負担が増加する危険性があると指摘していた。
構成●ダンクシュート編集部
「この街のためにタイトルを勝ち獲りたい」。レイカーズのデイビスがリーグ制覇に向け提言「俺たちには新たなビッグマンが必要だと思う」<DUNKSHOOT>
42得点&23リバウンドと大爆発したデイビスをレブロンが称賛「最初から最後まで支配的だった」<DUNKSHOOT>
トレードに動いたレイカーズだが、まだ優勝候補とは呼べず。「問題は、デイビスとペアを組む真のセンターがいないこと」と現地メディア<DUNKSHOOT>
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ここまでチームは26勝18敗(勝率59.1%)でウエスタン・カンファレンス5位とまずまずの成績を残しているが、現地時間1月23日(日本時間24日、日付は以下同)に公開された『ESPN』のインタビューで、デイビスは首脳陣にビッグマンの補強を求めていた。
「俺たちには新たなビッグマンが必要だと思う。いつも俺は4番(パワーフォワード)を務めていた時にベストなプレーができていた気がする。もう1人のビッグマンがいることで、チームはうまく機能していた。ジャベール(マギー)とドワイト(ハワード)がいたことで、俺たちはチャンピオンシップを勝ち獲ったんだ」
近年はセンターを任されている208㎝・115㎏のデイビスだが、本人はPFでの起用を希望。レイカーズが獲得に興味を示しているのは、ヨナス・ヴァランチュナス(211㎝・120㎏/ワシントン・ウィザーズ)、ニコラ・ヴュチェビッチ(208㎝・118㎏/シカゴ・ブルズ)と言われている。
2月6日のトレード・デッドラインが刻一刻と近付くなか、NBAインサイダーのティム・マクマホン氏とブライアン・ウィンドホースト氏は、『The Hoop Collective Podcast』でレイカーズの補強案について言及した。
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マクマホン氏は、もしレイカーズがトレードでヴァランチュナスかヴュチェビッチを獲得できたとしても、今季の優勝候補に浮上することはないとコメント。
デイビスが語っていたように、優勝した20年のロスターには、ハワード(208㎝・120㎏)、マギー(213㎝・122㎏)という経験豊富なセンターがいた。彼らはディフェンスに定評があり、同年プレーオフのカンファレンス決勝ではデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチ、NBAファイナルではマイアミ・ヒートのバム・アデバヨのマークを担当し、リーグ制覇に一役買った。
一方、前述の2選手はオフェンスでは計算が立つものの、ディフェンス力は決して高くなく、ウィンドホースト氏はプラス面よりもマイナス面の方が大きいと語る。
「ヴァランチュナスは昨夏から(獲得が)噂されていた選手だ。レブロンが契約金を抑える代わりに獲得したい選手に彼の名前を挙げていたという報道もあった。でも、ヴァランチュナスはスイッチディフェンスが苦手だ。もしオースティン・リーブスとヴァランチュナスが同時にコートに出ていたら、相手チームは簡単に得点できるオプションをふたつも得ることになる」
ヴュチェビッチもヴァランチュナスと同様、優秀なディフェンダーとは言い難く、同氏は守備面でデイビスの負担が増加する危険性があると指摘していた。
構成●ダンクシュート編集部
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