ルカ・ドンチッチとアンソニー・デイビスの衝撃トレードから一夜明けた現地時間2月2日(日本時間3日、日付は以下同)、大黒柱を失った失意のダラス・マーベリックスは、リーグ首位を快走するクリーブランド・キャバリアーズに101-144と43点差をつけられての大敗を喫した。
この試合、マーベリックスは新顔デイビスに加えカイリー・アービング、デレック・ライブリー二世、PJ・ワシントン、ダニエル・ギャフォードと主力の大半が故障欠場。野戦病棟な上にチーム全体が動揺していることは想像に難くなく、そんな状態で今季絶好調のキャバリアーズにブローアウトされたのは当然の結果だったのかもしれない。第1クォーターから19-50と一方的に蹂躙され、最大53点ものビハインドを背負う屈辱の敗北を味わった。
ゲーム後、今季からチームに加入したクレイ・トンプソンは、ドンチッチのトレードに関して胸中を語った。
「ルカの幸運を祈っている。一緒にプレーした22試合は楽しかったよ。だけど、AD(デイビスの愛称)のことは諸手を上げて歓迎するつもりだ。間違いなく史上最高の選手の1人であり、歴代トップ75に入る存在。これはビジネスの本質だから、目の前のことすべてにプロフェッショナルとして対応しなければならない。目標は変わらないよ」
昨夏に13年間過ごしたゴールデンステイト・ウォリアーズからマーベリックスに移籍したトンプソンだが、その理由のひとつとしてドンチッチの存在を挙げていただけに、ショックなのは間違いない。ただ、酸いも甘いも嚙み分けたベテランは、トレードもNBAのビジネスのひとつであることを当然ながら理解しており、しっかりと受け入れて前を向いているようだ。
また、トンプソンはリーグを震撼させた今回のトレードを、2010年に起きた衝撃移籍と重ね合わせていた。
「マイアミに行った時のレブロンと似ているね。あれは彼の意思によるものだが、ルカはレブロンと似たような数字を残していて、同じフランチャイズプレーヤーだ。彼はカリフォルニアの太陽を楽しむだろう」
2010年オフ、レブロン・ジェームズはNBA入りから7年間過ごしたキャバリアーズからマイアミ・ヒートへ移籍したが、発表方法などを巡って賛否両論が巻き起こった。レブロンはフリーエージェント、ドンチッチはトレードと移籍の仕方が違うため、同じ土俵で比べることはできないが、少なくとも衝撃度で言えばそれと同等とトンプソンは感じたのだろう。
いずれにせよ、今回の電撃トレードに関する話題は、しばらくの間リーグを賑わせそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】レブロン級の逸材!スロベニアが生んだ若き天才、ルカ・ドンチッチの厳選フォト集!
この試合、マーベリックスは新顔デイビスに加えカイリー・アービング、デレック・ライブリー二世、PJ・ワシントン、ダニエル・ギャフォードと主力の大半が故障欠場。野戦病棟な上にチーム全体が動揺していることは想像に難くなく、そんな状態で今季絶好調のキャバリアーズにブローアウトされたのは当然の結果だったのかもしれない。第1クォーターから19-50と一方的に蹂躙され、最大53点ものビハインドを背負う屈辱の敗北を味わった。
ゲーム後、今季からチームに加入したクレイ・トンプソンは、ドンチッチのトレードに関して胸中を語った。
「ルカの幸運を祈っている。一緒にプレーした22試合は楽しかったよ。だけど、AD(デイビスの愛称)のことは諸手を上げて歓迎するつもりだ。間違いなく史上最高の選手の1人であり、歴代トップ75に入る存在。これはビジネスの本質だから、目の前のことすべてにプロフェッショナルとして対応しなければならない。目標は変わらないよ」
昨夏に13年間過ごしたゴールデンステイト・ウォリアーズからマーベリックスに移籍したトンプソンだが、その理由のひとつとしてドンチッチの存在を挙げていただけに、ショックなのは間違いない。ただ、酸いも甘いも嚙み分けたベテランは、トレードもNBAのビジネスのひとつであることを当然ながら理解しており、しっかりと受け入れて前を向いているようだ。
また、トンプソンはリーグを震撼させた今回のトレードを、2010年に起きた衝撃移籍と重ね合わせていた。
「マイアミに行った時のレブロンと似ているね。あれは彼の意思によるものだが、ルカはレブロンと似たような数字を残していて、同じフランチャイズプレーヤーだ。彼はカリフォルニアの太陽を楽しむだろう」
2010年オフ、レブロン・ジェームズはNBA入りから7年間過ごしたキャバリアーズからマイアミ・ヒートへ移籍したが、発表方法などを巡って賛否両論が巻き起こった。レブロンはフリーエージェント、ドンチッチはトレードと移籍の仕方が違うため、同じ土俵で比べることはできないが、少なくとも衝撃度で言えばそれと同等とトンプソンは感じたのだろう。
いずれにせよ、今回の電撃トレードに関する話題は、しばらくの間リーグを賑わせそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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