NBA

バトラーはどこへ行く?ウォリアーズとは交渉決裂、サンズとは相思相愛と現地記者が報道<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.02.03

はたしてバトラーはどこへ行くのか?(C)Getty Images

 ルカ・ドンチッチとアンソニー・デイビス、ディアロン・フォックスとザック・ラビーンと、連日ビッグトレードが発生しているNBA。そのなかで今季、誰よりも早く自身のトレードを要求したスターは、いまだに話がまとまらず市場に残っている。

 マイアミ・ヒートに自身の放出を再三にわたり求めているジミー・バトラー。リーグ屈指のツーウェイプレーヤーであり、プレーオフの大舞台では一層輝きを増す"闘将"は、いったいどこへ行くのか。

 有力候補としてはゴールデンステイト・ウォリアーズ、フェニックス・サンズの2球団が挙げられていたが、現地時間2月2日(日本時間3日、日付は以下同)に『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト氏がSNSで報じたところによれば、そのうちのひとつであるウォリアーズとの交渉は決裂してしまったようだ。

 ウィンドホースト氏は自身のXに「ヒートのジミー・バトラーが、ウォリアーズとの延長契約に応じない意向を彼らに伝えたため、ゴールデンステイトとのトレード交渉は一旦打ち切られた」と投稿。バトラーの契約は今季まで、来季の5241万ドルはプレーヤーオプションとなっており、延長契約を結べなければ最短で2025年オフに無償で出ていかれるリスクを鑑みて、ウォリアーズ側は手を引いたのだろう。
 
 どうやらバトラーの本命はサンズであるようだ。2日に放送された『ESPN』の番組『SportsCenter』で、NBAインサイダーのシャムズ・シャラニア氏は、バトラーはサンズ行きを望み、サンズもまたバトラー獲得に全力を注いでいると語った。

「彼が長期的にコミットしたい場所はサンズであることが、だんだんと明らかになってきている。そしてフェニックスはジミー・バトラーを獲得するためのトレードを考えることに全力を注いでいる。毎日毎日、あそこのフロントオフィスでは『どうすればジミー・バトラーを獲得し、ケビン・デュラントとデビン・ブッカーとラインナップに並べることができるのか』って具合だ」

 もはや相思相愛とも言えるバトラーとサンズ。しかしここでネックとなるのが、交換相手として挙げられているブラッドリー・ビールが持つトレード拒否権。この問題がクリアできない限り、ビッグディールの実現は難しいだろう。

 希望通りサンズへ移籍するのか、それとも第三のチームが現われ攫っていくのか、はたまた関係修復は不可能と思われるヒートに残留し我慢の日々を過ごすのか。バトラーを巡る移籍狂騒曲が、今年のトレード戦線にもう一波乱起こしそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
NEXT
PAGE
【動画】見納め?バトラーのヒート時代をプレーバック