NBA

「レイカーズは(事実上の)声明を出したんだ」米識者がレブロンに現実を突きつける「『今はドンチッチのフランチャイズだ』とね」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.02.05

25歳のドンチッチ(右)の獲得により、40歳のレブロンはフランチャイズの顔ではなくなったとスミス氏は語った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは現地時間2月1日(日本時間2日、日付は以下同)にアンソニー・デイビスとマックス・クリスティー、ドラフト指名権を放出し、ダラス・マーベリックスからルカ・ドンチッチらを獲得する大型トレードを成立させた。

 優勝回数はボストン・セルティックス(18)に次ぐリーグ2位の17回を誇るレイカーズ。輝かしい歴史を持つ名門にドンチッチとレブロン・ジェームズのスーパーデュオが誕生したわけだが、名物コメンテーターのスティーブン・A・スミス氏は、レブロンに「もはや君のフランチャイズではない」との言葉を突きつけている。

 シーズン中に成立した世紀のトレード――。レイカーズはリーグ屈指のビッグマンの1人で、2019年からレブロンの相棒を務めていたデイビスを駒に、希代のオールラウンダーであるドンチッチをロスターに加えた。

 今季のドンチッチは平均28.1点、8.3リバウンド。7.8アシスト、2.0スティールの好成績をマークしているが、クリスマスゲームで痛めた左ふくらはぎの負傷もあって、22試合の出場にとどまっている。とはいえ、まだ25歳。昨季は平均33.9点でキャリア初の得点王に輝き、過去5年連続でオールNBA1stチームに選出されているオフェンスの鬼がレイカーズの中心を担っていくことになるだろう。
 
 ただ、スミス氏は、昨年末にレブロンが40歳となった中での今回のトレードについて思うことがあるようだ。『ESPN』の番組『First Take』で、「ロサンゼルス・レイカーズは(事実上の)声明を出したんだ」と見解を述べている。

「レイカーズは『我々は前進する。君(レブロン)がしてきたことには感謝するが、ここはもはや君のフランチャイズではない。今はルカ・ドンチッチのフランチャイズだ』とね。レブロン・ジェームズがNBAでプレーしてきた22年間、誰もそんなことを言わなかった。クリーブランド(キャバリアーズ)でも、マイアミ(ヒート)でも、再び所属したクリーブランドでも、LA(レイカーズ)でも、リーグ全体でもね」

 スミス氏は、「この移籍で『去りたければ去ればいい』と示唆したんだ。『残りたいのなら、喜んで引き留める。でも、今はルカ・ドンチッチのフランチャイズ』だ」とも続けている。

 年齢や今シーズン終了後にプレーヤーオプションになることを考えれば、レブロンがトレードされる可能性は低いだろうが、ドンチッチの加入で以前よりボールを触る機会が少なくなるのは間違いない。

構成●ダンクシュート編集部

自身のトレードを知ったドンチッチは涙?球団OBが内情を暴露「彼は先週、ダラスに1500万ドルの家を買ったばかり」<DUNKSHOOT>

レブロン&ドンチッチのスーパーデュオは共存できるのか?御大バークレーは否定的「2人とも100%ボールを欲しがるからね」<DUNKSHOOT>

「ダラスでベビーベッドを買ったって」ドンチッチの衝撃トレードに大ショックのエドワーズ。「ルカがかわいそう」と憤るも「俺も怖い」<DUNKSHOOT>
NEXT
PAGE
【動画】味方の好プレーに拍手!ベンチから戦況を見守ったドンチッチ