前年オールNBAチームに選ばれたスター同士のシーズン中のトレードという前代未聞の出来事から早数日、その話題は未だ途切れる気配が無い。ダラス・マーベリックスを背負っていくことが誰の目にも明らかだったルカ・ドンチッチが名門ロサンゼルス・レイカーズへ移籍するという事実にはファンのみならず、現地メディアも史上最大の衝撃を受けたようだ。
【画像】日本男女バスケ代表に熱いエールを贈った“勝利の女神” 広瀬すずの厳選ショットをお届け! 米大手スポーツ局『FOX SPORTS』は現地2月3日、“北米スポーツ史上衝撃的なトレード”トップ10をランク付け。NBAでは、第7位に2004年のシャキール・オニールのトレード(レイカーズ→マイアミ・ヒート)、第6位に2007年のケビン・ガーネット(ミネソタ・ティンバーウルブズ→ボストン・セルティックス)、第4位に1965年のウィルト・チェンバレン(サンフランシスコ・ウォーリアーズ→フィラデルフィア・76ers)のトレードが紹介された。
そして同メディアは、ドンチッチのレイカーズ行きを第1位に選定した。多くの人が二コラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)に次ぐ現役2番目の実力を持った選手だと考え、さらに昨季個人ではリーグ得点王、チームもファイナルに導くなど、ダラスでスーパースターとしての評価を確固たるものにしていたドンチッチの放出を「ショックという言葉すら控えめな表現のように感じられる」と形容。加えて他チームへのトレード打診による入札合戦や情報のリークも無く、突然明るみになった点も衝撃度を上げていると指摘した。
ちなみに以前までの“北米スポーツ史上最大の衝撃トレード”は1920年のベーブ・ルース。当時ボストン・レッドソックスで2年連続本塁打王に輝き、3度の世界一をチームにもたらしていた“野球の神様”は、一説によるとオーナーで演劇プロデューサーのハリー・フレイジー氏による演劇の制作費用調達のために金銭トレードでニューヨーク・ヤンキースに放出されたという。
両フランチャイズはこのトレード後、正反対の道を歩むことに。16年間で5度の世界一を経験していたレッドソックスはそこからポストシーズン進出まで26年、ワールドシリーズ制覇まで86年を要することになり、のちにルースの愛称から「バンビーノの呪い」と呼ばれる長い受難の時期を過ごすこととなった。一方のヤンキースはそれまで一度もポストシーズンに進んだことがなかったにもかかわらず、ルース加入後15年間で世界一4回、86年間で26回の世界一を果たし、北米プロスポーツ史上最も成功したフランチャイズのひとつとなった。
今回のトレードは史上類を見ない取引であるだけに、今後両球団がどのような道を歩んでいくか注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
「エイプリルフールか確かめるほどだったよ」ドンチッチが“トレード直後”の心境を吐露「ものすごくショックだった」<DUNKSHOOT>
自身のトレードを知ったドンチッチは涙?球団OBが内情を暴露「彼は先週、ダラスに1500万ドルの家を買ったばかり」<DUNKSHOOT>
「ダラスとマブズファンは特別」ドンチッチが古巣へ惜別メッセージ。一方「優勝のためにプレーする」と新天地レイカーズでの意気込みも<DUNKSHOOT>
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そして同メディアは、ドンチッチのレイカーズ行きを第1位に選定した。多くの人が二コラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)に次ぐ現役2番目の実力を持った選手だと考え、さらに昨季個人ではリーグ得点王、チームもファイナルに導くなど、ダラスでスーパースターとしての評価を確固たるものにしていたドンチッチの放出を「ショックという言葉すら控えめな表現のように感じられる」と形容。加えて他チームへのトレード打診による入札合戦や情報のリークも無く、突然明るみになった点も衝撃度を上げていると指摘した。
ちなみに以前までの“北米スポーツ史上最大の衝撃トレード”は1920年のベーブ・ルース。当時ボストン・レッドソックスで2年連続本塁打王に輝き、3度の世界一をチームにもたらしていた“野球の神様”は、一説によるとオーナーで演劇プロデューサーのハリー・フレイジー氏による演劇の制作費用調達のために金銭トレードでニューヨーク・ヤンキースに放出されたという。
両フランチャイズはこのトレード後、正反対の道を歩むことに。16年間で5度の世界一を経験していたレッドソックスはそこからポストシーズン進出まで26年、ワールドシリーズ制覇まで86年を要することになり、のちにルースの愛称から「バンビーノの呪い」と呼ばれる長い受難の時期を過ごすこととなった。一方のヤンキースはそれまで一度もポストシーズンに進んだことがなかったにもかかわらず、ルース加入後15年間で世界一4回、86年間で26回の世界一を果たし、北米プロスポーツ史上最も成功したフランチャイズのひとつとなった。
今回のトレードは史上類を見ない取引であるだけに、今後両球団がどのような道を歩んでいくか注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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