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「トレードはつらいけど、新章の始まり」新天地ヒートで意気込むウィギンズをヒーローも歓迎「僕らが彼を快適にしてみせる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.02.11

ウィギンズが新天地での意気込みを語った。(C)Getty Images

 現地時間2月6日(日本時間7日、日付は以下同)に成立した5チーム間トレードで、ゴールデンステイト・ウォリアーズからマイアミ・ヒートへと移籍したアンドリュー・ウィギンズ。

 キャリア11年目を迎える2014年のドラ1は、今季43試合の出場で平均17.6点、4.6リバウンド、2.3アシストに3ポイント成功率37.9%(平均2.2本成功)を記録。新天地ではオールスター初選出を飾ったタイラー・ヒーロー、ダンカン・ロビンソン、バム・アデバヨ、ケレル・ウェアとともにスターター起用される見込みで、実際に10日のボストン・セルティックス戦では先発としてヒートデビューを果たしている。

 そんなウィギンズは9日に開かれたヒートへの入団会見で、こう意気込みを語っていた。

「新たなチャプターの始まりさ。(トレードされたことは)つらいこと。でもそれがNBAであって、シーズン途中の移籍も起こり得る。NBAとはそういうものだし、ビジネスなんだ。

 ここで迎えるキャリアを楽しみにしているよ。僕たちならここで何か特別なことを達成できると思っている。いいメンバーが揃っていて、素晴らしいコーチ陣、それに最高のファンもいる。楽しみだね」
 
 現在5シーズン連続でプレーオフに出場しているヒートは、9日を終えてイースタン・カンファレンス7位の25勝25敗(勝率50.0%)。5位にいるミルウォーキー・バックス(28勝23敗/勝率54.9%)とは2.5ゲーム差で、プレーオフへストレートインできる位置まで順位を上げる可能性は十分にある。

 今季から名実ともにヒートのエースとなったヒーローは「ウィグズ(ウィギンズの愛称)はバスケットボールプレーヤーで、チャンピオンでもある。複数のチームに所属し、最高レベルでプレーしてきた。彼はどうプレーすべきか熟知している。僕らが彼を快適にしてみせるよ」とニューカマーを歓迎していた。

 NBAは今週末からオールスターブレイクに入るものの、ヒートは10日のセルティックス戦、12日にオクラホマシティ・サンダー戦、13日にはダラス・マーベリックス戦が組まれているため、それまでの3試合で新加入選手とコート上で一緒にプレーし、後半戦に向けて準備を整えていきたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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