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NBA

「エンビード、もう休め」KG&ピアースが“ガラスのエース”に手術と休養を提言「ケガを治してもっと強くなるんだ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.02.17

KGとピアースが、エンビードに今季終了を提言した。(C)Getty Images

KGとピアースが、エンビードに今季終了を提言した。(C)Getty Images

 フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードは、オールスター前までの期間で37試合を欠場と今季はほとんど稼働できていない。シーズン終了後に左ヒザの再手術を受ける可能性も囁かれるなかで、殿堂入り選手のケビン・ガーネットとポール・ピアース(ともに元ボストン・セルティックスほか)は、今シーズンに“見切り”をつけるべきだと説いている。

 エンビードは2014年のドラフト1巡目3位指名でNBA入り。最初の2年間は足のケガで棒に振ったが、2016-17シーズンにデビューするとすぐに秘めたる能力を発揮。2017-18シーズンからは7年連続でオールスターに選ばれ、2021-22シーズンは平均30.6点、翌2022-23シーズンも平均33.1点で2年連続得点王に輝いた。2023年には自身初のシーズンMVPの勲章も手にしている。

 しかし、11年目の今季は左ヒザの故障で開幕に出遅れると、副鼻腔骨折、左ヒザの再負傷と、オールスターまでの54試合のうち37試合を欠場。出場17試合で平均24.9点、8.5リバウンド、フィールドゴール成功率45.4%と期待外れに終わっている。

 日本時間2月10日(現地時間9日、日付は以下同)に行なわれたミルウォーキー・バックス戦の中継中には、エンビードが自身のヒザの修復について「おそらく再手術と長い回復期間が必要」と考えていることが『ESPN』のリサ・ソルターズ記者によってレポートされた。左ヒザの負傷は「昨年2月の最初の負傷後にはなかったもの」と考えているという。
 
 エンビードは試合後「一貫性のない何かがある場合、どこかの時点で対処しなければならない。それが何なのかはわからない。あらゆる選択肢を検討している。完全に回復するために数か月間は休む必要があると思う」と、シーズン終了後の手術の可能性を示唆していた。

 ガーネットは『Showtime Basketball』のポッドキャスト番組『KG Certified』で「エンビード、少し気分転換に外に出よう」と、現段階で今シーズンに見切りをつけるべきだと主張した。

「正しいことをしよう。もう休め。手術を受けてこい。シーズンはもう終わりだ」

 今の状態のままでいても良い方向には転ばないというガーネットの意見に、元チームメイトのピアースも同調する。

「シーズンはもう終わりだ。(ケガを治して)ちゃんと戻ってこい。今、何月だ?2月…来シーズンの開幕までまだ6~8か月ある。手術から9週間、それから4~5か月でコンディションを整え、もっと強くなるんだ」

 エンビードが現在のNBAを代表するセンターであることに疑いの余地はないが、“ガラスの天才”になりかけているのもまた事実。3月16日に31歳を迎えるなかで、どのような決断をするかにも注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部

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