フィラデルフィア・セブンティシクサーズは今季、ここまで21勝40敗でイースト12位。リーグで最も期待を裏切るチームに挙げられ、優勝争いどころか8シーズンぶりにプレーオフを逃す危機に直面している。
シクサーズは昨年9月、2022-23シーズンのMVPで大黒柱のジョエル・エンビードと3年総額1億9290万ドル(約288億円)のMAX額で延長契約を締結。俊英タイリース・マキシーとのコンビに加え、FA(フリーエージェント)市場でオールスター出場9回を誇るポール・ジョージを獲得し、優勝候補の一角としてシーズンに臨んだ。
しかし蓋を開けてみれば、エンビードはヒザのケガと地元記者とのトラブルによる出場停止で出遅れるなどわずか19試合の出場にとどまり、現地時間2月28日(日本時間3月1日)には今季の残り試合を欠場することが発表された。ジョージは左ヒザの骨挫傷、マキシーも右ハムストリングの負傷による戦線離脱で足並みが揃わず。3月1日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で連敗を9で止めたものの、負けが混む苦しい状況は変わっていない。
ジョージは2月下旬、チャンネル登録者78.5万人を誇る自身のポッドキャスト『Podcast P with Paul George』を休止すると発表。プレーオフ進出への戦いに向けてプレーに集中するためという部分が大きいが、元NBA選手のギルバート・アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、現役選手たちがポッドキャストをやっていることに苦言を呈している。
「彼ら(シクサーズ)が優勝争いをしていたのはいつのことだ?(近年プレーオフでは)毎年、1回戦か2回戦で負けている。みんなポッドキャストをやっているんだ。(ポッドキャストなんて)どうでもいい。バスケットボールに集中しろ! この8年、9年彼らはそうしてきた、その結果、彼らがどうなったかも俺たちは見てきた」
ポールはプロ14年目の今季、40試合に出場して平均16.5点、5.3リバウンド、4.3アシストと、平均得点は10年ぶりに20点以下に落ち込んでいる。
アリナスはさらに、ポッドキャストと選手の因果関係について見解を続けた。
「ポールは、リーグからポッドキャストをやめるように強要されたんだ。彼はプレーオフの重要性を理解しているし、どこに向けて集中すべきかも理解している。ポッドキャスト界にはNBAマネーがある。でも、それには時間がかかる。ポッドキャストをやめたら、インタビューもやめるのか? 彼らはインタビューというより、仲間と話をしているんだ。だから、それが話題になることが間違っている」
主砲エンビードを欠くなか、ジョージにかかる期待は大きいが、34歳のベテランはプレーイン・トーナメント進出枠の10位以内にチームを押し上げられるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
シクサーズは昨年9月、2022-23シーズンのMVPで大黒柱のジョエル・エンビードと3年総額1億9290万ドル(約288億円)のMAX額で延長契約を締結。俊英タイリース・マキシーとのコンビに加え、FA(フリーエージェント)市場でオールスター出場9回を誇るポール・ジョージを獲得し、優勝候補の一角としてシーズンに臨んだ。
しかし蓋を開けてみれば、エンビードはヒザのケガと地元記者とのトラブルによる出場停止で出遅れるなどわずか19試合の出場にとどまり、現地時間2月28日(日本時間3月1日)には今季の残り試合を欠場することが発表された。ジョージは左ヒザの骨挫傷、マキシーも右ハムストリングの負傷による戦線離脱で足並みが揃わず。3月1日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で連敗を9で止めたものの、負けが混む苦しい状況は変わっていない。
ジョージは2月下旬、チャンネル登録者78.5万人を誇る自身のポッドキャスト『Podcast P with Paul George』を休止すると発表。プレーオフ進出への戦いに向けてプレーに集中するためという部分が大きいが、元NBA選手のギルバート・アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、現役選手たちがポッドキャストをやっていることに苦言を呈している。
「彼ら(シクサーズ)が優勝争いをしていたのはいつのことだ?(近年プレーオフでは)毎年、1回戦か2回戦で負けている。みんなポッドキャストをやっているんだ。(ポッドキャストなんて)どうでもいい。バスケットボールに集中しろ! この8年、9年彼らはそうしてきた、その結果、彼らがどうなったかも俺たちは見てきた」
ポールはプロ14年目の今季、40試合に出場して平均16.5点、5.3リバウンド、4.3アシストと、平均得点は10年ぶりに20点以下に落ち込んでいる。
アリナスはさらに、ポッドキャストと選手の因果関係について見解を続けた。
「ポールは、リーグからポッドキャストをやめるように強要されたんだ。彼はプレーオフの重要性を理解しているし、どこに向けて集中すべきかも理解している。ポッドキャスト界にはNBAマネーがある。でも、それには時間がかかる。ポッドキャストをやめたら、インタビューもやめるのか? 彼らはインタビューというより、仲間と話をしているんだ。だから、それが話題になることが間違っている」
主砲エンビードを欠くなか、ジョージにかかる期待は大きいが、34歳のベテランはプレーイン・トーナメント進出枠の10位以内にチームを押し上げられるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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