現地時間3月16日(日本時間17日)、オーランド・マジックは敵地ロケット・アリーナへ乗り込み、16連勝中のクリーブランド・キャバリアーズと対戦した。
同点7度、リードチェンジ19度の接戦は、イースタン・カンファレンス1位のキャブズがペイントエリアの得点で52-30と優位に立ち、最大13点リードを手にするも、粘るマジックが追い上げ、第4クォーター残り6分46秒にアンソニー・ブラックの長距離砲で逆転に成功。
その後はシーソーゲームとなり、キャブズの1点リードで迎えたクラッチシチュエーション(試合時間残り5分で5点差以内)にマジックが自慢のディフェンス力を発揮。同シチュエーションでリーグベストの22勝7敗(勝率75.9%)を誇るキャブズをフィールドゴール成功率21.4%(3/14)、3ポイント成功率12.5%(1/8)の7得点に封じ込め、マジックが108-103で勝利を収めた。
昨季プレーオフのファーストラウンドで最終第7戦までもつれる激戦を演じた両チーム。この試合でマジックはモリッツ・ヴァグナー(左ヒザ)とジェイレン・サッグス(大腿四頭筋)が不在、キャブズはエバン・モーブリー(足の打撲)を欠く中、主役に躍り出たのがマジックのパオロ・バンケロだった。
2022年のドラ1フォワードは、フィールドゴール成功率27.3%(6/22)と苦しみながらもゲームハイの24得点に11リバウンド、7アシスト、フリースロー成功率81.8%(9/11)をマーク。残り45.1秒には決勝弾となるプルアップジャンパーを決めてみせた。
アウェー5連戦を3勝2敗で乗り切ったバンケロは「大きな勝利。遠征最後の試合で、僕らはこれが最もタフな試合になるとわかっていた。全米中継で、しかも相手は連勝中でリーグでもベストチームのひとつだから、大きな1勝になった」と喜んだ。
マジックではバンケロのほか、フランツ・ヴァグナーが22得点、8リバウンド、ブラックが17得点、2スティール、ウェンデル・カーターJr.が16得点、14リバウンド、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが15得点、3アシストを記録。
この勝利でマジックは32勝37敗(勝率46.4%)とし、翌17日を終えてイースタン・カンファレンス8位。7位にいるアトランタ・ホークス(32勝36敗/勝率47.1%)を0.5ゲーム差で追っている。
今季の直接対決はキャブズの2勝1敗で終了したが、今季も両チームはプレーオフ1回戦で激突する可能性もあるだけに、マジックにとっては大きな勝利となったに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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その後はシーソーゲームとなり、キャブズの1点リードで迎えたクラッチシチュエーション(試合時間残り5分で5点差以内)にマジックが自慢のディフェンス力を発揮。同シチュエーションでリーグベストの22勝7敗(勝率75.9%)を誇るキャブズをフィールドゴール成功率21.4%(3/14)、3ポイント成功率12.5%(1/8)の7得点に封じ込め、マジックが108-103で勝利を収めた。
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今季の直接対決はキャブズの2勝1敗で終了したが、今季も両チームはプレーオフ1回戦で激突する可能性もあるだけに、マジックにとっては大きな勝利となったに違いない。
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