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NBA

下馬評の低かったクリッパーズが好調の理由は?ハーデンは“昨季とのメンバーの違い”に言及「全員が役割をわかってる」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.04.07

ハーデン(左)が今季好調の理由を語った。(C)Getty Images

ハーデン(左)が今季好調の理由を語った。(C)Getty Images

 今季、ロサンゼルス・クリッパーズは下位に低迷すると思われていた。

 エース格の1人だったポール・ジョージがフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍し、机上の戦力はダウン。加えてカワイ・レナードやジェームズ・ハーデンら主力の高齢化も進み、群雄割拠のウエスタン・カンファレンスでは他球団と比べて競争力が劣ると見られていたからだ。

 それが、現地時間4月6日(日本時間7日、日付は以下同)を終えた時点でウエスト5位タイの46勝32敗(59.0%)。ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、メンフィス・グリズリーズと4球団が同じ成績で並んでいるため一切気は抜けないが、3位ロサンゼルス・レイカーズにも2.0ゲーム差と、1回戦のホームコート・アドバンテージが狙えるほどの好位置につけている。

 下馬評を覆すことができた理由はどこにあるのか。司令塔としてチームを牽引するハーデンは、その要因についてこう語っている。

「(昨季と)違うチームなんだ。みんなが自身の役割をわかっていて、自分が毎晩コンスタントに何をすべきかを理解している。シーズン当初からね。違うチームなんだよ」
 
 続けてハーデンは、昨季とどの部分が異なるのかという問いにこう答えた。

「(メンバーの)顔触れさ。去年誰がいたかは知ってるだろ?」

 レナードにジョージ、ハーデン、さらにはラッセル・ウエストブルック(現デンバー・ナゲッツ)までいた昨季のロスターと比べると、今季のメンバーはネームバリュー的には劣るかもしれない。

 ただ、全員がスコアラーであるより、クリス・ダンやデリック・ジョーンズJr.らがディフェンダーとしてペリメーターを締め、急成長を見せるイビツァ・ズバッツがフィニッシャー役を務める現ラインナップの方が、バランスは間違いなくいい。だからこそ、ここまで好成績を残せているのだろう。

 3月5日以降はリーグ3位の14勝3敗と、大事なシーズン終盤に調子を上げてきているクリッパーズ。来たるプレーオフでも台風の目となりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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