NBAの2024-25レギュラーシーズンは現地時間4月13日(日本時間14日、日付は以下同)に全日程を終えた。
ここからリーグはポストシーズンに突入。15日から18日にかけて各カンファレンスの第7、8シードを決めるプレーイン・トーナメントが行なわれ、19日にプレーオフが幕を開ける。
そのため、プレーオフ進出を逃した各カンファレンスの下位5チーム(計10チーム)はシーズン終了となり、6月25、26日に行なわれるドラフトや今夏のFA(フリーエージェント)戦線に向けて動いていくことになる。
そのうち、ウエスタン・カンファレンス11位の36勝46敗(勝率43.9%)で終えたフェニックス・サンズは、14日にマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)をわずか1年で解任。昨季まで4シーズン連続でプレーオフへ出場していたチームは、3年連続で指揮官を交代することとなった。
その一方、サンズと同じ戦績を残してウエスト12位で今季を終えたポートランド・トレイルブレイザーズは、今月7日にジョー・クローニンGM(ゼネラルマネージャー)と複数年の延長契約を結び、13日にはチャンシー・ビラップスHCとも延長契約を締結。
ブレイザーズは2021年を最後にプレーオフから遠ざかっているが、今季の勝率は過去4シーズンで最も高く、今年1月19日以降の41試合では勝率5割超えの23勝18敗(勝率56.1%)。さらに同期間の失点(110.7)はリーグ8位、ディフェンシブ・レーティングは同3位(110.0)と、来季に向けてポジティブな材料は多かった。
クローニンGMも「ディフェンスの改善は非常に大きな意味を持っている。これは我々が目指してきたものだし、今後の指標にもなる。我々はこれを自分たちのアイデンティティにしていく」とチームの守備に手応えを感じていた。
また、就任4年目で最高成績を残したビラップスHCは、13日のレギュラーシーズン最終戦を前に次のように語っていた。
「今のチーム状態にとても満足している。カルチャーを築くのにどれだけ時間がかかるのか、ようやく理解できた。そして今、そのカルチャーは根付いたと感じている。コーチにとってそのチームが自分の性格やプレースタイルを反映し始めたと感じる瞬間が来たなら、それはカルチャーが出来上がった証だと思う。今がまさにその時だ」
主力のアンファニー・サイモンズやシェイドン・シャープ、デニ・アブディヤ、トゥマニ・カマラ、スクート・ヘンダーソン、ドノバン・クリンガンはまだ20代前半と伸びしろが多く、ベテランのジェレミー・グラントや中堅のディアンドレ・エイトンも攻守で計算できる。
ビラップスHCが理想とするチームにまた一歩近づいたブレイザーズ。来季はプレーオフ進出を期待したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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そのため、プレーオフ進出を逃した各カンファレンスの下位5チーム(計10チーム)はシーズン終了となり、6月25、26日に行なわれるドラフトや今夏のFA(フリーエージェント)戦線に向けて動いていくことになる。
そのうち、ウエスタン・カンファレンス11位の36勝46敗(勝率43.9%)で終えたフェニックス・サンズは、14日にマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)をわずか1年で解任。昨季まで4シーズン連続でプレーオフへ出場していたチームは、3年連続で指揮官を交代することとなった。
その一方、サンズと同じ戦績を残してウエスト12位で今季を終えたポートランド・トレイルブレイザーズは、今月7日にジョー・クローニンGM(ゼネラルマネージャー)と複数年の延長契約を結び、13日にはチャンシー・ビラップスHCとも延長契約を締結。
ブレイザーズは2021年を最後にプレーオフから遠ざかっているが、今季の勝率は過去4シーズンで最も高く、今年1月19日以降の41試合では勝率5割超えの23勝18敗(勝率56.1%)。さらに同期間の失点(110.7)はリーグ8位、ディフェンシブ・レーティングは同3位(110.0)と、来季に向けてポジティブな材料は多かった。
クローニンGMも「ディフェンスの改善は非常に大きな意味を持っている。これは我々が目指してきたものだし、今後の指標にもなる。我々はこれを自分たちのアイデンティティにしていく」とチームの守備に手応えを感じていた。
また、就任4年目で最高成績を残したビラップスHCは、13日のレギュラーシーズン最終戦を前に次のように語っていた。
「今のチーム状態にとても満足している。カルチャーを築くのにどれだけ時間がかかるのか、ようやく理解できた。そして今、そのカルチャーは根付いたと感じている。コーチにとってそのチームが自分の性格やプレースタイルを反映し始めたと感じる瞬間が来たなら、それはカルチャーが出来上がった証だと思う。今がまさにその時だ」
主力のアンファニー・サイモンズやシェイドン・シャープ、デニ・アブディヤ、トゥマニ・カマラ、スクート・ヘンダーソン、ドノバン・クリンガンはまだ20代前半と伸びしろが多く、ベテランのジェレミー・グラントや中堅のディアンドレ・エイトンも攻守で計算できる。
ビラップスHCが理想とするチームにまた一歩近づいたブレイザーズ。来季はプレーオフ進出を期待したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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